ニューオープン
記事への評価
取材・執筆 : 加藤一 2021年4月20日
株式会社ワンダーテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:秋元 巳智雄)が、ニューヨーク・ブルックリンで創業130年の歴史を誇るステーキハウスの最高峰「Peter Luger Steak House」(ピーター・ルーガー)の東京店を9月、恵比寿ガーデンプレイス向かい、くすのき通り沿いに位置する3階建てのレンガ外壁の建物にオープンさせる。
<関連記事>
あの「ピーター・ルーガー」が、ワンダーテーブルと組んだ理由。https://www.foodrink.co.jp/management/2018/09/19111837.php
上場のメリット、デメリットを徹底的に考えた末の決断。
【アフターコロナをどう見る?】「日商700万円でもテイクアウトでは足りない。営業再開してwithコロナに備えます」ワンダーテーブル秋元社長
ピーター・ルーガーは、ドライエイジングビーフのステーキを世界に広めた。ミシュランガイドはもちろんのこと、一般ゲストによる格付けサービス、ザガット・サーベイで30年以上に渡り上位にランキングされている老舗ステーキハウス。
1887年にドイツからの移民、ピーター・ルーガーと甥のカールがニューヨーク・ブルックリンにてレストラン「Carl Luger's Café, Billiards and Bowling Alley」をオープン。カールが死去した後、店名を「Peter Luger」へ変更しステーキハウスとしての認知を高めてきた。1941年、ピーターが死去すると、息子のフレドリックが事業を引き継ぐが、経営不振により店をオークションにかけ、店舗の向かいに会社を構えるメタル製品などを生産するForman Familyのソル・フォーマンにより落札された。ソルは毎日のようにステーキを食べるほどの肉好きだったと言う。2001年、98歳でソルが亡くなった後は、2人の娘、エイミー・ルーベンスタインとマリリン・スピエラが後を継ぎ、現在では、エイミーとマリリンの娘であるジョディーを中心に経営を行っている。
看板メニューは、フィレとニューヨークストリップ(サーロイン)の両方が味わえるTボーンステーキ"ポーターハウス・ステーキ"。米国農務省(USDA)によって格付けされた最上級のプライムビーフを使用し、 東京店でもオーナーが選任した目利きスタッフが吟味して買い付ける。買い付けした肉は専用の熟成庫にて独自のドライエイジング手法で熟成。そうすることで旨味や香りが増し肉質がより柔らかくなる。
十分に熟成させた肉は周りをカットして塩を振り、専用のブロイラーで表面を焼き旨味を閉じ込める。肉をカットし溶かしたバターと共に皿に乗せたまま再びブロイラーに入れ、数分間焼いた後、ゲストのテーブルへ運ぶ。この長い工程を経て提供するステーキは、噛めば噛むほど旨味が出るのが特徴。
外観は、ブルックリン本店を彷彿させるレンガ外壁の外観。1階はバー。またテイクアウト専用のショップも設け、持ち帰りやギフト用の商品を扱う。2階は天井高6mの開放的なダイニング空間。奥には、ピーター・ルーガーで初となるオープンキッチンを採用。3階はバルコニー席のように2階のダイニングを見下ろして食事ができるように劇場型のレイアウトとなっている。


「Peter Luger Steak House Tokyo(ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京)」
■所在地: 東京都渋谷区恵比寿4-19-19 Peter Luger Steak House Tokyo
■規模: 地上3階建
■面積: 敷地約406坪、延床約489坪
■席数: 全241席 [1F:67席《バー35席、個室32席(4部屋x8席)》、2F:104席《ダイニング92席、個室12席(1部屋)》、3F:70席《ダイニング54席、個室16席(1部屋x10席、1部屋x8席)]
■平均客単価: ディナー18,000円、ランチ8,000円
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0