やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2021年4月9日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年3月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、43.8ポイントで2月から 12.2ポイント上昇した。

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2~3か月先の景気の先行きに対する判断は、49.0 ポイントで2月から0.4ポイント下がった。横ばいという判断が続いている。新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直している。
先行きについては、調査時点では感染症の動向を懸念しつつも、持ち直しが続くとみているが、時短が20時までとなるまん延防止等重点措置の適用エリア拡大により4~5月も再度悪化しそうだ。
■街の声
「営業を再開したが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着くまで、景気が上向くことは期待できない。頑張って営業していくしかない。」(北海道・スナック)
「新型コロナウイルスの影響が大きい。25 日からは営業時間短縮の要請もあり、来客数がゼロに近い状態が続いている。」(東北・一般レストラン)
「今の状況が、ほんの数か月で変わるとは思えない。変わるとすれば、急に悪くなるのではないかという不安しかない。新型コロナウイルスのワクチンができたからといって、景気が良くなるのか、誰も分からないことである。」(北関東・一般レストラン)
「緊急事態宣言が解除されてから5~6名での飲み会の予約がちらほら入るようになっている。ただし、よくしゃべっている客を見ていると、また新型コロナウイルスの感染者数が増えるのではないかという心配もある。」(南関東・一般レストラン)
「新型コロナウイルス禍ではあるが、天候的にも動きが良くなっているためか、年度末行事での来客は多い。」(甲信越・一般レストラン)
「現在の回復は一時的なものであると思われる。外出自粛、時短などの繰り返しにより、総じて大きくは改善しない。」(東海・高級レストラン)
「卒業や就職祝いの家族単位での食事会は例年並みにあるが、企業や組合による送別会などの団体利用は限りなくゼロに近く、全体では例年の6割ほどの集客しかない。」(北陸・高級レストラン)
「新型コロナウイルスの感染者数の増加傾向に歯止めが掛からず、ワクチンの接種もどのように進むかがみえない。特に、大阪の感染者数の増加が顕著であり、緊急事態宣言の発出も考えられるなど、先行きが不安な状況である。」(近畿・一般レストラン)
「新型コロナウイルスの影響がここまで長引くと、外出の自粛を続ける人と、自粛を解除する人が混在し、結局はプラスマイナスゼロの動きになっていくことが予想される。」(近畿・高級レストラン)
「緊急事態宣言が解除されてから、ようやく人の動きが出てきている。」(中国・一般レストラン)
「自治体ごとに支援策が実施されれば、景気はやや良くなる。」(中国・高級レストラン)
「緊急事態宣言が解除され、少しずつ客足が戻りつつあったが、またクラスターが発生し、キャンセルが続出している。しばらくは同じような状態が続くと予想される。」(四国・一般レストラン)
「緊急事態宣言は解除されたが、夜動いているのは 20 代の若者ばかりで、中高年層の夜間の人出は少ない。」(九州・スナック)

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