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取材・執筆 : 加藤一 2021年2月16日
ロイヤルホールディングス株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役 社長CEO:黒須 康宏)が、総合商社の双日株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤本 昌義)と資本業務提携を行い、双日を割当先として普通株式を発行し、100億円を調達する。
双日に対しては、行使可能期間6年間の新株予約権も交付する。行使されると約78億円となる見込み。更に、みずほ銀行、日本政策投資銀行、福岡銀行、西日本シティ銀行の4行から60億円を優先株式割り当てにより取得する。合計で238億円が3月31日までに払い込まれる。
ロイヤルは2020年12月期決算で、売上高が843億円、60%にまで落ち込み、営業赤字193億円、最終赤字275億円に陥った。自己資本を増強することによる財務体質の改善が喫緊の課題だった。運転資金、借入返済、店舗改装などに使われる。
双日はロイヤルHD株の13.31%を持つ筆頭株主となる。双日は1956 年より米国ボーイング社の販売代理店として航空機の販売活動を開始し、60 年以上にわたる事業運営を背景に、航空機取扱実績は国内トップ。機内食事業に加え、海外・国内問わず空港ターミナルビル内飲食店の運営受託事業でのシナジー効果も期待できる。

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