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やじうま速報

外食ニュース

2020年7月28日(火)08:43 やじうま速報

【外食市場20年6月】飲酒業態は未だ4割。感染者数急増で先行き見えず。

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取材・執筆 : 加藤一 2020年7月28日

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 一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:赤塚 保正)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2020年6月度も、新型コロナウイルスの影響は続き、全体売上は前年比78.1%と4ヶ月連続でマイナスとなった。客数は底打ちしたように見えるが、7月下旬からの感染者数の急増で予断を許さない。

 ファーストフード業態は、店内飲食が回復する一方、4~5月の売り上げを支えてきたテイクアウト・デリバリー需要の一部が他業態に流れ、全体売上は88.2%となった。「洋風」は、持ち帰りの特需が一服したが、店内飲食が戻り、96.1%となった。「和風」は、店内飲食が「洋風」ほど戻らず、86.8%。「麺類」は、商業施設の回復が遅く、63.5%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司が自粛解除後のファミリー層を集めて93.1%。

 ファミリーレストラン業態は、店内飲食の戻りが早く、引き続きテイクアウトにも力を入れた結果、 5月の50.6%から73.5%にまで回復した。テイクアウト・デリバリーの強化で比較的堅調だった「中華」は、引き続き回復傾向で、売上87.2%。「焼肉」もファミリー層を集め88.7%。

 飲酒業態は、多くの店で営業再開を始めたものの、コロナ禍で法人需要が見込めず、個人客もリモートワークの広がりから繁華街立地での戻りが悪いく、「パブ・ビアホール」34.2%、「居酒屋」41.5%と、3月の売上急降下以来壊滅的な状況が続いている。

 ディナーレストラン業態も、「パブレストラン・居酒屋」と同様に厳しい状況が続いており、法人需要や繁華街での集客が見込めず、57.0%。

 喫茶業態も、ビジネス街立地で集客不振の店舗があり、62.0%。

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リモート宴会を提案するモンテローザとコロワイド。


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