高級レストランやウェディング、ホテル事業を展開する株式会社ひらまつ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：陣内 孝也）が、業績悪化を受け、代表取締役を日本マクドナルド出身の遠藤 久氏に異動させる。

　新型コロナウイルスによる営業を2月中旬頃から受け、多くの婚礼延期に加え、パーティや法人接待など多数のキャンセルが発生し、2020年3月期決算で売上高98億87百万円、9.7％減。9店舗の減損損失を計上し、最終赤字19億53百万円となった。

　ひらまつはフランス料理の「レストランひらまつ」やイタリア料理の「リストランテASO」などを運営していたが、2000年6月に投資ファンド、アドバンテッジパートナーズの支援を受けてラグジュアリーホテル事業に進出。しかし、コロナ禍を受け、方針転換を行う。

　遠藤久氏は、1984 年に日本マクドナルド株式会社に入社。2012 年、ベイン・キャピタル・パートナーズ・ジャパン傘下のすかいらーくに入社。執行役員として組織強化に取り組んだ。その後、「麻布十番モンタボー」や「クイーンズ伊勢丹」などの再建にも取り組むなど飲食店、食品小売の事業再生に携わってきた。6月26日開催予定の定時株主総会にて正式決定される。

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