やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2020年5月13日
長崎県で居酒屋やダーツバーを展開する株式会社アーネスト(本社:長崎県筑紫野市、代表:米山 勝郎)が5月7日までに事業を停止し、破産申請を行ったと東京商工リサーチが公表した。負債は現在調査中。
アーネストは、長崎県内を中心に飲食店を展開し、居酒屋「旬鮮台所ZEN」、カフェ「ダーツ&スポーツカフェ ZEN'MOON」を直営で出店。このほか、「ランチボックス」として膳諌早店と、島原カントリー倶楽部レストラン内での弁当・仕出しサービス、島原カントリー倶楽部のロッジでレストランとホテルの運営受託なども手掛け、ピークの2008年9月期には6業態20店舗以上を展開し、売上高約17億4100万円を計上した。「旬鮮台所ZEN」は長崎・山口で10店舗を展開していた。
しかし、以降は競合激化等で店舗売上が伸び悩み、不採算店の閉鎖などで立て直しを図ったものの減収に歯止めが掛からず、2017年9月期には売上高が約5億3200万円まで減少した。
のほか、串カツ店、すし店、食堂などを計7店舗運営していたが、他店との競合激化により業績回復には至らず、債務超過の状態が続いていた。新型コロナウイルスにより先行きの見通しが立たなくなった。

写真は「クックドア」より。
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