やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2020年4月9日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2020年3月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、新型コロナウイルス感染症の影響により、2月は1月から23.8ポイントも急降下したが、3月はさらに15.3ポイントも下落し、0.7ポイントと過去最低となった。ほぼ全員が景気が悪くなっていると判断した。
2~3ヶ月先の景気の先行き判断は、2月は1月から26.4ポイントも急降下したが、3月は0.7ポイントの低下にとどまり、12.2ポイントとなった。生き残りへの意欲は衰えていない。コロナの影響が長引き、あきらめに代わるのが怖い。
■街の声
「新型コロナウイルスの影響で、合わせて 100 名以上の予約がキャンセルとなり、来客数もほとんどない。どうしようもない状況であり、死活問題となっている。」(東北・一般レストラン)
「新型コロナウイルスの影響で、来客数が激減し、売上も減少している。今後更に減少するのではないか。」(北関東・一般レストラン)
「新型コロナウイルスの影響で先の見えない状態が続いているため、新規の宴会予約が入ってこない。東京オリンピックも延期となり、景気が良くなる要素が見当たらない。」(南関東・高級レストラン)
「キャッシュレス決済は増えているものの、売上は変化がない。」(甲信越・一般レストラン)
「新型コロナウイルスの終息までは良いも悪いもない。生き残ることを優先するしかなく、そのための資金繰りを考えるしかないのが正直なところである。」(甲信越・スナック)
「新型コロナウイルスの影響により、企業接待、異業種会合、社内送別会などが軒並みキャンセルとなり、料亭部門では来客数が前年比の約 30%まで落ち込んでいる。」(北陸・高級レストラン)
「新型コロナウイルスの影響で夜の料飲業界は最悪の状態を迎えている。客は激減し、売上は例年の2割ぐらいにしかならない。この状態が続けば、閉店する店が続出する。」(中国・スナック)
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