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取材・執筆 : 西尾明彦 2020年2月28日執筆
「カルビ丼」550円、「スン豆腐」650円の 2大看板で郊外やロードサイドを中心に47店舗(2020年2月現在)を展開する、京都発の「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼」。快調な店舗展開の背景には、FCオーナーたちの積極的な出店意欲にあるという。実際のFCオーナーの声を紹介する。(全5回・第4回)
■2019年12月オープンするや平均月商1100万円!絶好調オーナー
秋田中央店オーナー、ユウクリエイティブ株式会社 代表取締役:糸井 繁夫氏
(商社、小売業、飲食事業FC9業態20店舗以上運営)
「『韓丼』担当者の方から話を聞いた時、私どもは長年事業をやってきているので、勘が働くのですが、これなら信頼できる、いけるんじゃないかと思ったのがひとつです。昔からスン豆腐や韓国料理のお店は良いと思っていました」。
「韓丼」の決め手は男女幅広いターゲット
「『韓丼』の価格帯は780〜800円。スン豆腐は女性に人気がありますし、カルビ丼などお肉は男性に人気があります。ターゲットが男性だけ、女性だけよりも、大きなマーケットサイズなのは魅力的でした。実際、スン豆腐は女性にすごく人気があります。健康的で、他に競合が少ない。焼肉店で焼肉を食べた後にスン豆腐やチゲを食べようという機会はあっても、いきなりスン豆腐を食べられるお店は少ないのも良いと思い始めました。この業態は、男性、女性、年配者、すべてに対応できる業態かなと思っています。だから、マーケットが広い。店頭で見ていると、親子連れや、男女問わず高校生同士と、本当に幅広いです」。
厳しいほどありがたい、オープン前の店長研修
「店長からはこんなに大変な研修だと思わなかったと言われました。でも、経営者の立場からすると、やっぱり研修は厳しくあってほしいので、信頼がおけると感じました。運営する厳しさもちゃんと話してくれて、あまり甘い話をしません。その辺りもたいへん信頼がおけると思います」。
雪深い中でも行列ができる「韓丼 秋田中央店」
予想売上の1.8倍!
「FC本部に事前の立地診断で、かなり細かく立地診断してもらいました。診断結果を見ると、え、こんなに売れるのと!?という大きな数字予測が出ていました。実際こんな数字は絶対いかないだろうと、その7掛けぐらいの数字を予想しましたが、実際は立地診断の数字か、それ以上のものだったので、驚いています」。
現場が大変なくらい、有望なFC
「加盟している10社以上のFCさんの中でかなり有望な事業だと思います。ただし、生半可な気持ちでやると大変なことになります。私どもは飲食店20数店舗を運営しているので、それなりに自信はありましたが、オープン時の現場の慌てぶりや大変さは、久しく味わったことがないものでした。しっかりした体制を作り、場合によってはオーナー自身も現場に入って、疲れた社員やパートさんたちのフォローをしないと、オープン時の大変さで辞めてしまうかもしれません」。
「加盟店と本部で様々な情報共有して、切磋琢磨しながらやっていけると、今後加盟する人たちにとっても、より良くなると思います。より楽に結果が出るようになればありがたいですよね。私どもが結果を出せているのも、私どもより前から『韓丼』をやっておられるお店を幾つも拝見できたからです。立場が変わって、精一杯やって秋田の成功事例となりました。そういった情報をきちんと共有して、お互いに伸びていく。それが本来のFCの姿だと思います」。
他のFCオーナーの声もご紹介しよう。
■値引きせず、商品力で集客できるのが一番の強み
山形あかねヶ丘店オーナー、株式会社ナック 代表取締役:鍋倉 淳氏
(飲食店事業、ニット機器販売&メンテナンス)
「商品のクオリティーの高さにはびっくりして、これなら取り組む価値があるなと感じました。山形のお客様に紹介しても絶対間違いないという自信があり、決断しました。販促を打たないでオープンするのは初めてで、どれくらい集客できるかと思ったら、想定を遥かに超える来店で、仕込みが間に合わないくらいの反響でびっくりしました。値引きして集客するのではなく、商品力で集客できるのが一番の強みかと思います」。
■4業態11店舗を展開。客層の幅広さとリピート率の高さに驚き
春日井店、小牧田県店の2店舗オーナー、株式会社大岡屋 代表取締役:鈴木 裕之氏
(酒類販売、飲食事業、コンビニ経営)
「『韓丼』が愛知県で受け入れられるのは間違いないと思いましたが、これまで私どもがやってきたのが、お酒主体や夜の宴会需要が多い業態でしたので、期待半分、不安半分でした。オープンすると、本当に一日中ずっとお客様が来る業態なんだと。夜に家族連れやグループで来られる方も多いんだなというのと、男女ともお一人様にも来ていただける。これは今までなかったことです。そして、やっぱりリピーターのお客様が多いです。2020年2月に2店舗目をオープンしましたが、3店舗、4店舗と考えていきたいと思います。手応えを感じたら、複数出店を意識したいです」。
■オープンするや連日行列、3店舗、5店舗と目指したい
倉敷中庄店、東岡山店の2店舗オーナー、有限会社サリーレ・ジャパン 取締役社長:中嶋 賢太郎氏
(コンビニ経営、不動産賃貸)
「フランチャイズでできる事業を探していて、色んな事業を検討した中で『韓丼』に出合いました。焼肉店に行くと妻が必ず石焼ピビンバを注文するのですが、石焼ピビンバが気軽に食べられるお店は意外とないので、良いなと思いました。オープンするなり反応がすごくて、連日忙しい日々で、すごい行列待ちが続く状況でした。近い目標として3店舗目を早くオープンさせたいと思います。ゆくゆくは、人が育ってきたら5店舗目、他県でも出店していきたいと思っています。検討している方は、一度食べてみて、自分がやりたいエリアとマッチしているか、自信があるならやれば良いと思います。本部は加盟店の自主性を重んじてくれますし、色々な要望を聞いてもらっています」。
他にも「メインとなる事業を伸ばしていくのか、新しい柱となる事業を始めるのか悩んで。もうひとつの柱をたてたい」と、コンビニ居抜き物件を活用して、平均月商1000万円の豊明店を運営する合資会社ZERO代表の藤川 洋氏(コンビニ店運営)のように、事業の新たな柱として「韓丼」を選ぶFCオーナーも多い。
※「フランチャイズショー2020」は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開催中止となった。「韓丼」にご興味をお持ちの方は、フランチャイズ募集サイトより、直接ご連絡されたし。
■株式会社 やる気
住所:京都府京都市伏見区北端町70番地
TEL.075-605-8222
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