やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2019年4月26日執筆
一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡慎一郎)は協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2019年3月度の集計結果を発表した。前年より日曜日が多い曜日周りや、天候が比較的安定していたことも外食需要の下支えとなった。また季節限定メニューの堅調やメニュー価格の改訂などにより、ほぼ全業態で客単価が上昇し、全体の売上は102.8%と31ヵ月連続して前年を上回った。
ファーストフード業態は、全体売上は103.4%と前年を上回った。「洋風」は、季節限定メニューやお得なランチセットなどが好調で、客数・客単価が上昇、売上は106.4%。「和風」は、引き続き定食メニューの好調や大きなサイズのメニュー投入で客単価上昇、売上105.3%。「麺類」は、店舗数増と価格改定による単価上昇などで、売上103.1%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、期間限定の弁当メニューなどで客単価上昇、売上は100.4%。「その他」は、「アイスクリーム」が昨年の携帯会社とのコラボキャンペーンの反動で客数が大幅に減少し、売上86.4%となった。
ファミリーレストラン業態は、全体売上は102.3%と前年を上回った。「洋風」は、グランドメニューの改訂や季節限定メニューの堅調などで客単価上昇、売上は101.6%。「和風」は、宴会需要に対応した店舗リモデルが奏功したところがあったが、店舗減などもあり、売上はほぼ前年並みの99.9%。「中華」は、フェアメニューやアルコールのクーポン配布などで客数・客単価が上昇、売上は105.7%。「焼き肉」は、店舗増に加え、国産牛の価値訴求などが奏功し、売上は104.5%となった。
飲酒業態は、「花冷え」の下旬は客足が予想以上に伸びなかったが、上中旬の天候が比較的安定していたこと
から、「パブ・ビアホール」は売上103.2%、「居酒屋」は売上100.7%となった。
ディナーレストラン業態は、送迎会需要などを捉えて客足堅調、売上は103.8%となった。
喫茶業態は、季節のドリンクメニューや新商品などで客単価上昇、売上は101.1%となった。
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