やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : 加藤一 2019年2月26日執筆
一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡慎一郎)は協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2019年1月度の集計結果を発表した。1月は、一部で年始休業などの店もあったが、昨年のような大雪の影響もなく、暖冬傾向で、天候にも恵まれたため、多くの業態で客足は比較的堅調、全体の売上は101.4%と29ヶ月連続して前年を上回った。
ファーストフード業態は、全体売上は101.7%と前年を上回った。「洋風」は、年始限定商品や人気メニュー対決キャンペーンの好調などで、売上102.3%。「和風」は、引き続き定食メニューの好調などで客単価上昇、売上102.0%。「麺類」は、店舗数増とフェアやTV露出などにより、売上101.7%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、年始セールが好調だったところもあるが、店舗減で売上は99.2%。「その他」は、「カレー」がCM効果で、「アイスクリーム」が持ち帰り商品へのプレゼントキャンペーンの好調で、売上102.6%となった。
ファミリーレストラン業態は、全体売上は100.8%とわずかに前年を上回った。業種別では、「洋風」は、ランチ時間帯の集客が振るわないところもあり、売上は99.3%となった。「和風」は商業施設での集客が伸びず、売上98.8%。「中華」は、年始キャンペーンが奏功し客数が増え、売上は106.3%。「焼き肉」は客数が堅調に伸び、売上は103.9%と、26ヵ月連続して前年を上回った。
パブ・居酒屋の飲酒業態では、天候に恵まれたことで年始や週末の需要が堅調に推移した。「パブ・ビアホール」は、サッカー・アジア杯の観戦が需要を押し上げ、売上105.2%。「居酒屋」もお得感を打ち出して売上堅調、101.2%と前年を上回った。
ディナーレストラン業態は、月前半の休日需要がおおむね堅調で、売上は101.7%となった。
喫茶業態は、年始の営業日数短縮等で客数は減ったが、ホットドリンクや旬のフルーツメニューなどで客単価上昇、売上は100.2%となった。
【関連記事】
衝撃!何杯飲んでも、1杯99円!
「てけてけ」もアルコール値下げ参入。ワインも
止まらない、お酒の値下げキャンペーン。アルコールは儲からない商材になってしまうのか?
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0