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取材・執筆 : 遠山敏之 2019年2月20日執筆
「RIB HOUSE/OCEANS HOUSE」の外観。東京・銀座から新橋に続くコリドー街にある
東京・銀座にほど近いコリドー街。近年は若者客も多く、夜になると賑わいを見せている。数百メートルの通りの一角でひときわ目立つのが「RIB HOUSE/OCEANS HOUSE」。「恵比寿横丁」などのプロデュースで知られる浜倉好宣氏が経営している店だ。鈴木良店長に話を聞いた。
この店は、いつ見てもお客様が入っている。
鈴木良店長
その繁盛店が、ノンアルコールの「ヘカテ」を扱っている。「ヘカテ」は、パーティードリンクという新しいドリンクのジャンルを開拓した商品。ラムとライムのフレイバーでマカやガラナ、カフェインを配合し、ノンアルコールなのにお酒感覚で飲める。100ミリリットル当たり7キロカロリーと低カロリーなのも魅力だ。
その「ヘカテ」を「RIB HOUSE/OCEAN HOUSE」が導入したきっかけは、何だったろうか?鈴木店長は言う。
「RIB HOUSE/OCEAN HOUSE」では、こうしたアピールも行っている
「最近、ウチのようなカジュアルな業態でエナジードリンクを取り入れる店が増えています。そのままソフトドリンクとして提供したり、ウオッカやジンの割り材にしたり。もちろんウチも置いていますが、もう一つ、特色のあるソフトドリンクが欲しかったんです」。
なるほど。では「ヘカテ」の魅力はどこにあるのか?
「一番は、味ですね。ソフトドリンクですから、ある程度の甘みがあるんですが、エナジードリンク類と違い、味が軽やか。飲み飽きしにくいと思います。正確に調査したわけではないですが、お客様1人あたりの注文本数は、通常のソフトドリンクより多い気がしますね」。現状、月に280本の出数があるという。
お店にとってのメリットがないと、ドリンクの取り扱いには続かない。そこはどう見ているのか?
カジュアルな店内に合う「ヘカテ」のボトル
「手間がかからないことですね。ボトルなので、そのまま提供できる。カクテルはとても手間がかかりますし、他のソフトドリンクも氷を入れてペットボトルから注がなくてはならない。『ヘカテ』は、そのまま出せばいいんですから、本当に楽です。ボトルもちょっとカッコいいですしね」。
もう一つの魅力は、割り材としても使えることだと言う。
「味がライトなので、どのアルコールも邪魔をしない。味が安定しているんです。で、他のソフトドリンクのようにコンビニには置いていない。ここは意外と強いと思います。お店の特徴を出すことができる。使いやすさは魅力です」。
手前:「真鯛のカルパッチョ」(1080円)、中:「久慈ファーム直送 佐助豚の生ハムの盛り合わせ」(1780円)、奥:「枝豆のスパイシー炒め」(580円)
オンリーワン商品なので、競合がないのが強みだと。値付けを自由にできるため、提供本数次第のところはあっても、きっちりと利益を出せる商品にできるところが良いと言う。
お客様は、どんな評価をしていると鈴木店長は感じているのだろう。
「やっぱり珍しさを感じてくれています。銀座に近いという場所がら、海外のお客様は少なくないのですが、写真に撮る方も少なくありません。おそらくインスタグラムや、ツイッターなどのSNSに上げてくれていると思うのですが、それが拡散することで、お店の知名度アップにもつながる。新しいものが好きなお客様、新しい体験をしたいお客様には良い商材だと思いますし、お店としても積極的におススメをしています」
「まったく新しい商材なので、まずはメニューブックの2ページを使って、できるだけ目立つようにしています。そしてオーダーを取る際には『新しいソフトドリンクがあるんですがいかがでしょう?』と説明するようにしています。ノンアルコールとメニューブック上でも記載しているのですが、アルコール入りと勘違いするお客様も少なくないので」。
この10年でソフトドリンクの世界にエナジードリンクというカテゴリーが生まれたが、「ヘカテ」はその次に「パーティードリンク」という新しいカテゴリーが生まれてくる可能性を感じる商材に感じる。
【店舗情報】
RIB HOUSE & OCEAN HOUSE
東京都中央区銀座6-2-10 合同ビルディング1F
24時間営業 年中無休
03-6228-5579
58坪/170席
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