やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年12月11日執筆
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。11月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、10月より2.7ポイント上向き、52.2ポイントに。2~3ヶ月先の景気の先行き判断も10月より3.2ポイント上昇し、53.9 ポイントに。共に、景気の横ばいを示す50ポイントを上回った。景気は緩やかに回復を続けている。先行きについては、コストの上昇、人手不足等に対する懸念もある一方、年末年始のイベント等への期待がみられる。
■街の声
・「観光客が戻ってきており、外国人観光客の姿もみられるようになってきた。11 月は3連休があったこともプラスとなり、来客数は前年を 27%上回った。また、ランチタイムの回転率を上げるために若いスタッフが取り組んでいる様々な取組の結果も実績として表れてきた。」(北海道・高級レストラン)
・「来客数、単価共に良くなっている。また、グループ単位での食事会なども増えてきている。」(北関東・一般レストラン)
・「当地区の飲食店で調子が良いという所はほとんど聞いたことがない。底辺の方で変わらないという状況である。」(南関東・一般レストラン)
・「フリーの客が減っている。宴会の数にそれほど変化はないものの、忘年会の動きは余り良くない。」(甲信越・スナック)
・「客の様子から景気に変化はない。当月行われた祭りは曜日が悪かったため前年を下回る来客数であるが、曜日別では前年並みである。インバウンドも依然として好調を維持してお
り、悪い状況ではない。(中国・一般レストラン)
・「予約状況も良く年末に向けて期待がもてる。また、客からも景気低迷の話題はない。」(九州・一般レストラン)
・「観光関連は良い状態が続くとみられるが、慢性的な人手不足で基準に達しない人材でも高い給与で採用せざるを得ず、人材育成を強化して、店舗レベルの低下を食い止めないと、働き方改革をクリアしながら、利益を出すのは至難の状態になる。」(沖縄・居酒屋)
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