やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年12月6日執筆
食を主要テーマに調査・研究を行う株式会社ぐるなび総研(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:滝久雄)が、今年の日本の世相を反映し象徴する食として、2018年「今年の一皿」に「鯖(さば)」を発表した。ぐるなびでの閲覧履歴や行動履歴などを掛け合わせて分析したビッグデータから、検索数や上昇率などの一定条件を満たした40ワードを抽出。さらに、ぐるなび会員を対象にアンケートを実施し、30ワードを抽出。さらにメディア関係者による審査の得票数を加味し、4つのノミネートワードを選定した。
鯖が選ばれたのは、多くの災害に見舞われた一年であり、防災意識の高まりから、缶詰、中でも「鯖缶」が注目されたことによる。魚の下処理が不要なため利便性が高いうえに、鯖はEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの必須脂肪酸を多く含み健康効果も期待できることから、その価値が改めて広く認知された。特に、従来のイメージをくつがえす洗練されたデザインの「おしゃれ鯖缶」や原料にこだわった「プレミアム鯖缶」は女性たちの注目も集めた。
準大賞は、中国原産の花椒(ホアジャオ)を使用する「しびれ料理」。他にノミネートされたのは、俺のベーカリーなどの「高級食パン」と、レモンサワーで注目された「国産レモン」。過去の「今年の一皿」は、2014年「ジビエ料理」、2015年「おにぎらず」、2016年「パクチー料理」、2017年「鶏むね肉料理」。

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