やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年11月20日執筆
株式会社サイゼリヤ(本社:埼玉県吉川市、代表取締役社長:堀埜 一成)と株式会社 NTT ドコモは、サイゼリヤの店舗オペレーションの効率化のためリアルタイム売上予測実験を2018年11月30日から2019年3月31日まで実施する。
実証実験では、ドコモの人出予測技術とサイゼリヤが保有するサイゼリヤ店舗ごとの売上実績データなどをもとに、売上金額を予測する。各店舗周辺の人口統計データや気象データなどと売上との関係性をAIで分析し、現在から1~数時間後、翌日、および数週間後の店舗ごとの売上金額の予測をそれぞれ行い、1時間ごとの売上金額を予測する。特に1~数時間後の直近売上予測においては、直前の店舗周辺の人口統計データを活用するため、天候やイベント開催などによる突発的な需要変動についても的確に予測できるという。
予測結果をもとにした翌日や数週間後の店舗従業員のシフト管理への活用、1時間ごとの直近売上予測の店舗タブレットへの配信だけでなく、直近売上予測値が数週間前に予測された値より一定以上ずれた場合に店舗に配備したタブレットから通知音を鳴動させることで、来店するお客様の急増を店舗従業員に通知して事前準備をうながし、お客様の待ち時間や機会損失の低減、サービス品質の向上、従業員の負担軽減などの店舗オペレーションの改善を目指す。
サイゼリヤは独自の売上予測を行っていたが、ドコモの技術の方が誤差が25%小さかったという。

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