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2018年10月02日(火)10:55 ニューオープン

てんや、完全キャッシュレスのセルフタイプ型をオープン。訪日外国人対応。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年10月2日執筆

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 ロイヤルホールディングス株式会社のグループで、「天丼てんや」を展開する株式会社テン コーポレーションが、完全キャッシュレスのセルフタイプ型「大江戸てんや」を10月2日(火)にオープンさせる。訪日外国人客が 9 割を占める浅草雷門店を改装する。

 新店では以下の3つの取り組みを行う。

① 店舗業務の IT 化による業務軽減、顧客満足度向上 
 4 ヶ国語(英語、中国語、韓国語、日本語)に対応する多言語タブレットで注文を受け、支払いの完全キャッシュレス化によって、オーダー管理とレジ締め精算が不要になり管理業務を軽減させる。独自に開発したモバイルポス(mPOS)により、幅広い決済手段に対応し、注文、会計、調理、提供までを一元的にサポートして生産性を向上させる。管理業務の削減で生じる時間は、お客様との会話や従業員への「おもてなし」教育、商品の品質向上などにあてる。

② ユニバーサルなキッチンオペレーションによる品質向上と働きやすい環境づくり 
 厨房の 3 箇所(揚げ場、盛り場、セッティングカウンター)へキッチンディスプレイを設置。従来はオーダーを店員がハンディターミナル(注文端末)で入力し、キッチンは伝票を確認して調理、味噌汁や麺のセッティングは料理が出来あがるタイミングで厨房からの声掛けにあわせて行っていた。今回開発したキッチンサポートシステムにより、ディスプレイには商品名ではなく調理指示を表示し、商品ごとに必要な天ぷら食材の組合せや数、盛り付け方法をイラストで表示するなど、シニアや外国人の方など多様な人材が働きやすいユニバーサルな環境づくりを推進する。人材の短期戦力化を実現するとともに、天ぷらの品質向上につなげてる。

③ 訪日外国人のニーズに対応した店舗運営
 「大江戸てんや」の元店舗となる「天丼てんや 浅草雷門店」では訪日外国人客が約 9 割を占め、現金以外の決済を要望される方が多いため、「大江戸てんや」では支払いをクレジット、電子マネー、中国モバイル決済の完全キャッシュレス化とした。メニューは松・竹・梅の天丼と野菜天丼、江戸時代には一般的だった串天スタイルの天ぷら(テイクアウト専用)など、海外のお客様にわかりやすく選びやすいメニューを用意した。また Free Wi-Fi「FON」を導入し、快適な無線 LAN 環境を提供する。

 お客様は入口のタブレットで注文と同時に決済を行い、着席。番号を店内モニターで確認し、自らお渡し口で商品を受け取り、着席して食事。最後に食器を自ら返却口に戻して退店するという流れ。

 ロイヤルホールディングスは、2017年11月にオープンした完全キャッシュレスやキッチンオペレーションの改革を研究・開発する店舗「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」の運営や食器洗浄工程ロボットの実証実験など、次世代の店舗づくりを目指す取り組みを進めている。

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完全キャッシュレスのセルフタイプ型のフロー。

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「大江戸てんや 浅草雷門店」
■所在地: 東京都台東区雷門 2 丁目 18−15 TS ビル 1F
■電話番号: 03-5830-9155
■営業時間: 10 時~21 時(ラストオーダー20 時 40 分)(予定)
■店舗面積: 22.75 坪
■席数: 30 席

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