やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年8月10日執筆
帝国データバンクが、業績が判明しているクラフトビールメーカー141社を抽出。クラフトビール製造を「主業」として手がける54社と、本業は別にあるが、ビール製造も行う「従業」87社について調査・分析した。
クラフトビール製造を「主業」とするメーカーは 54 社あった。そのうちの 9 割は売上高10 億円未満で、7 割が従業員 10 人に満たない。小規模な事業者が中心となっている。
本業は別にあり、クラフトビール製造も手がける「従業」メーカー87 社中、本業としてもっとも多いのは「清酒製造」の 13 社(構成比14.9%)。次いで「西洋料理店」や「酒場、ビヤホール」などの飲食店だった。
「地域」別では「関東」、「中部」、「近畿」の三大都市圏が全体の半分以上を占めたが、「都道府県」別では主業メーカー54 社中、「北海道」が8社、構成比 14.8%を占めてトップ。第 2 位は「静岡県」で、第 3 位は「東京都」。
前期と比較可能な 52 社中、「増収」が 31 社と約 6 割の企業が売り上げを伸ばした。反面、税引き後利益では前期との比較が可能な 29 社のうち、「改善」が 14 社に対して「悪化」が 12と拮抗。悪化の要因としてもっとも大きいのは人件費の上昇であった。

中小クラフトビールメーカーも販売できる、キリン「タップマルシェ」。
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