スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

やじうま速報

外食ニュース

2018年8月08日(水)16:53 やじうま速報

APカンパニー「四十八漁場」、契約漁師とのタッグで 未利用魚「豆アジ」をメニュー化。

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 加藤一 2018年8月8日執筆

キーワード :   

 株式会社エー・ピーカンパニー(本社:東京都港区、代表取締役社長:米山久)が運営する「四十八漁場(よんぱちぎょじょう)(20店舗)」で、貴重な水産資源でありながら市場価値に乏しい豆アジを「やみつき豆アジのから揚げ(490円税別)」としてメニュー化し、販売開始の7月7日から7月29日までの23日間で500キロ以上を販売した。1食あたり130グラムの使用で、3,846食。四十八漁場では豆アジ1トン分の提供を目指している。

 「豆アジ」は、その名の通り小さいサイズのアジ=アジの稚魚のことで、主に初夏から秋までが「豆」のサイズにあたる時期。小さいサイズの魚がむやみにかからぬように網の目をギリギリまで大きくしても、すべての豆アジが網の目をかいくぐって逃げることは難しく、最終的には稚魚も一緒に水揚げせざるを得ない。目的外の稚魚はできる限り海に帰すよう、漁師も努力しているが、他の魚を傷つけることになってしまうため、その作業にも限度があるという。漁獲された豆アジは、その量も過多な上、調理にも手間がかかることから買い手も付かず、出荷しても氷や箱などの必要経費により赤字になってしまうため、養殖魚のえさとして甚だ安価に引き取られるか、投棄されるケースが多いという。

 四十八漁場では、豆アジのようにおいしく食べられる未利用魚をブランディングすることで、タダ同然だった魚に値が付き、漁師さんの手取りが上がるようなサイクルを作って、漁師と連携しようとしている。ひいては水産資源を守ることにつながると考えている。

mame.jpg
「やみつき豆アジのから揚げ」
■販売価格:490円/ハイボールセット「アジカラ&ハイボール」880円(いずれも税別)
■提供量目:フライ前130グラム
■あじつけ:カレー/マキシマム(宮崎県の万能スパイス)
■販売店舗:四十八漁場20店舗、魚米、魚米はなれ、なきざかな、日本橋墨之栄
■販売期間:豆アジが獲れる間 目安として8月下旬くらいまで
      ※ただし、串浦での漁獲・海洋・気象状況による

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top