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取材・執筆 : 加藤一 2018年7月11日執筆
ブルーボトルコーヒージャパン合同会社(本社:東京都江東区)は 7月11日(水)、社内で実施した「コールドブリュー・カクテル コンペティション 2018」で選ばれたコーヒーカクテル「Mid Summer(ミッドサマー)」と「Cascara Pineapple(カスカラ パイン)」の2品を国内全 9 店舗で夏期限定で発売する。9月2日(日)まで。日本のブルーボトルコーヒーでコーヒーカクテル(ノンアルコール)を発売するのは今回が初。
近年、アイスコーヒーの楽しみ方が多様化。アメリカでは、アイスコーヒーに炭酸やフルーツなどを加えて、爽やかなカクテルのように飲むスタイル「コーヒーカクテル」が人気を集めている。アメリカのブルーボトルコーヒーでも 3つの店舗にコーヒーカクテル専用の「コールド・バー」を設けるなど、アイスコーヒーの楽しみ方を広げる提案をしている。
ブルーボトルコーヒージャパンでは今夏、水出しコーヒーの「コールドブリュー」を使ったカクテルコンペティションを開催。日本で働くスタッフに向けて、「夏のコーヒーメニューをもっと楽しくしよう」と呼びかけた結果、28の個性豊かなレシピが寄せられた。日本での 1 次審査を通過したレシピは、本社のあるカリフォルニア州オークランドで再現され、公正な評価となるように、作者名を伏せた状態で試飲が行われた。創業者のジェームス・フリーマンをはじめ、クオリティコントロールやトレーニングの部門から集まった審査員たちが、Delicious(素材の味を生かしているか)、Innovative(新しい価値を生み出しているか)、Refreshing(夏らしい爽快感があるか)の観点から審査を行い、2つの作品を選んだ。
<左> 「Mid Summer(ミッドサマー)」 520円(税別)
by Rie Suzuki (Cafe Leader of Nakameguro Cafe)
中目黒カフェのカフェリーダー(店長)である鈴木が開発した「ミッドサマー」は、マスカットのような爽やかな甘さが特徴のハーブ「エルダーフラワー」のシロップと、フルーティなシングルオリジンのコールドブリューを合わせ、炭酸水で割った夏限定のコーヒーカクテル。仕上げに絞るライムの香りが、真夏の暑さをクールダウンさせる、爽快感溢れるドリンク。ジェームス・フリーマンは、見た目と味わいのエレガントさ、そしてそれぞれの素材が個性を生かし合うバランスの良さを高く評価しました。さらに作者が鈴木であることを明かされると、非常に驚いたそう。実は鈴木は、前述した、現在アメリカにのみ3 店舗ある「コールド・バー」で販売中の"Suzuki Refresher(スズキ リフレッシャー)"の生みの親。このバーで提供するカクテルのレシピを、日米のバリスタから募った2016年のコーヒー・カクテル コンペティションで選ばれた実績を持つ鈴木が、またしても、新たなコーヒーの魅力を引き出した。
<右> 「Cascara Pineapple(カスカラ パイン)」 550円(税別)
by Tomohiko Sasayama (Logistics & Procurement)
物流と購買を担当する笹山が開発した作品は、当初コールドブリューにパイナップルジュースとシロップを加えたものだった。ジェームス・フリーマンは、パインをコーヒーに合わせる発想を高く評価する一方で、味のバランスに課題を感じ、「この作者が私のアイデアを受け入れてくれるなら、パイナップルはコーヒーではなくカスカラに合わせた方が、双方の個性が引き出されるのでは」と提案。笹山は自他共に認める大のカスカラファンでもあり、レシピ変更を快諾し、商品名も「Cascara Pineapple(カスカラパイン)」に改称した。カスカラは、スペイン語の「籾(もみ)」を由来とし、コーヒーの果実から種(豆)を取り除いて乾燥させたもの。ブルーボトルコーヒーの「カスカラフィズ」は、店で抽出したカスカラティーに有機レモンと有機砂糖を加え、天然水から作られた炭酸水で割った低カフェインドリンク。(カフェインが少ないことで知られる玄米茶よりも少ない 1 杯あたり約 15g)パイナップルが加わることで、カスカラフィズとはまた違ったテイストを感じる、爽やかな味わいの1杯が誕生した。
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