IR情報
記事への評価
取材・執筆 : 加藤一 2018年5月15日執筆

株式会社ジョイフルが、東証2部上場でファミレス75店舗を展開する株式会社フレンドリーに対し公開買付けを行うと発表した。フレンドリーの総議決権の過半数を所有し、連結子会社化することが目的。買収金額は15億円。
フレンドリーは、近畿2府3県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県)に軸足を置いた関西圏で営業基盤を保持しているファミリーレストランとしては草分け的な存在。1954年の創業。2002年3月期には売上高194億円、当期純利益7億円を計上するに至った。しかし、1990年代後半から始まった外食市場の縮小と、低価格帯の業態への転換を進める競合他社の大量出店の影響を受け始め、業績は2003年3月期以降、悪化した。2018年3月期売上高72億50百万円、8.1%減。経常赤字96百万円、前年も赤字1億44百万円。店舗敷地等の土地の売却により純利益37百万円を確保、前年は赤字3億56百万円。
ジョイフルは九州・中国地区を中心に営業基盤を保持しており営業基盤が弱い近畿地区での営業基盤を強化し、両社がそれぞれの地域で補完関係を図ることができる。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0