やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年3月29日執筆
食分野の教育と研究に生涯を捧げた辻調グループ創設者・辻静雄の志を受け継ぎ、2015年に設立した「辻静雄食文化財団」が、事業活動の一環として、今年も全国の高校2年生を対象に、「次世代リーダーシェフ育成奨学金」を給付する。この奨学金制度は将来、調理や製菓の職業に就き、活躍することを目指し、高等学校卒業後の進路として調理系又は製菓系分野への進学を志望している生徒を支援し、食文化の発展に寄与する人材の育成を目的としている。このたび、厳正な選考を経て、2017年度(第3期)の奨学生として30名の高校2年生を採用した。
また第1期となる2015年度に採用された奨学生30名に対し、進路調査を実施したところ、進路が判明した学生のうち食分野へ進んだ学生は合計23名(食分野の大学・専門学校への進学17名、就職6名)と、当初から持ち続けているそれぞれの夢に向かって、着実に前進しているという。奨学金の活用状況としては、進路選択のための学校見学や企業訪問に役立てたという回答を得ている。
同財団は、今後も彼らの活躍に注目しながら、「次世代リーダーシェフ育成奨学金」制度が、飲食業界を担う次世代の人材育成や、業界全体のさらなる発展に貢献できるよう進めていく。
「次世代リーダーシェフ育成奨学金」制度概要
【給付額】 1人25万円(返還の義務なし)
【給付人数】 30名以内
【給付方法】 原則2年次の一括支給
【奨学生選考委員】
北山 良平 (株式会社阪急阪神ホテルズ)
石井 英美 (パティスリー「アディクト オ シュクル」)
松岡 曜子 (三重県立相可高等学校)
吉村 典久 (奈良県立五條高等学校)
中村 和雄 (辻静雄食文化財団 事務局)
棟方 浩一 (辻静雄食文化財団 事務局)
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