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2018年3月29日(木)10:52 やじうま速報

ワタミ、100%再生可能エネルギー使用の「RE100」に加盟。外食で世界初。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年3月29日執筆

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 ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:清水邦晃)が、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加する「RE100(アールイー100)」に加盟した。「RE100」に加盟するのは、外食(レストラン・居酒屋)業界では世界で初めて。

 「RE100」加盟の目標は、2040年までに事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーにすることと、中間目標として、2035年までに事業活動の消費電力のうち 50%を再生可能エネルギーにすること。

 1999 年の「ワタミ環境宣言」以来、同年に「外食産業初のISO14001 認証取得」をして、事業活動で発生する環境負荷を可能な限り低減する環境活動に取り組んでいます。「RE100」への加盟もこうした取り組みの一環。2012 年から再生可能エネルギー事業として、秋田県にかほ市で風力発電を進め、2013 年には秋田県秋田市と由利本荘市で 2 号基、3 号基の風力発電を稼動している。また、2013 年からはグループの食品製造工場 6ヶ所に設置したルーフソーラーでも発電。2015 年北海道厚真町、2016 年北海道むかわ町でメガソーラー事業を手掛けた。2016 年からは、電力小売り事業を開始して、自社で発電した再生可能エネルギーと共に、地域に根差した再生可能エネルギーを調達して、自社グループで使用している。同社では、2016 年度の年間グループ電力使用量は約 7600 万 kWh となり、その約 65%に相当する再生可能エネルギー発電に関与している。

 ワタミグループでは地域密着型の電力会社として、2016 年に大分県臼杵市で「うすきエネルギー株式会社」を設立。2017 年には岐阜県美濃市に設立された「みの市民エネルギー株式会社」に出資している。これらの企業では地元の自治体や企業と連携して地域密着型の再生可能エネルギー発電の開発や地域の活性化に取り組んでいる。中期的には、20 地域での展開を目指す。

 「RE100」への加盟は、ワタミグループが推進する SDGs(持続可能な開発目標)の推進に基づくもの。同社は外食や宅食などの事業活動における環境負荷低減(省エネルギー、CO2 削減)、循環型社会構築のための環境改善事業(食品リサイクル)などに取り組んできた。このような取り組みによって、2010 年に環境省より外食業界で唯一の「エコ・ファースト企業」認定を受けた。今後も、地域に根差した再生可能エネルギーの調達とともに、外食や宅食といった事業における使用電力の省エネルギー化に取り組むことで「RE100」の達成を目指す。

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