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取材・執筆 : 加藤一 2018年2月14日執筆
株式会社エー・ピーカンパニー (本社:東京都港区 代表取締役社長 :米山久)が2017年4月~12月の第3四半期決算短信を発表した。売上高19,589百万円、0.5%増。営業利益401百万円、52.3%増。経常利益612百万円、46.6%増。第2四半期から大幅に改善した。
生産流通事業では、「生販直結モデル」の一部として、地鶏、鮮魚、青果物などの生産及び流通事業を行っている。主要食材をグループ会社や安定した契約農家などから調達を行うことが事業の安定化につながり強みとなっている。ただし直近では、魚業態店舗は増加しているため鮮魚の流通量は増加傾向となっているものの、「塚田農場」ブランド店舗の店舗数及び売上高が横ばいとなっていることにより、地鶏の生産量や野菜の流通量が若干減少傾向。このため生産子会社における加工場等の稼働率が低下し、利益が減った。第3四半期連結累計期間における売上高は2,696百万円、2.8%減。セグメント利益は59百万円、63.9%減。
販売事業では、「生販直結モデル」の一部として、外食店舗を運営している。第3四半期連結累計期間の全店舗売上が2.1%減となった。国内の外食店舗数が5店舗増加し第3四半期末時点で198店舗となったものの、既存店の売上高が前年同期比で減少しているため、全体として販売事業の売上高は、ほぼ横ばい。しかし、店舗でのコスト見直しの効果による店舗利益の改善や店舗の出店を含む新規事業の立上げ費用の削減、本部コストの見直しにより経費削減が進み、セグメント利益は改善している。海外も含めた新規出店は9店舗、閉店2店舗、業態変更4店舗で、直営店舗数は215店舗となった。第3四半期連結累計期間における売上高は18,769百万円、1.4%増。セグメント利益は352百万円、159.5%増。
1月の既存店売上高は9.5%減。客数が9.0%減少した。既存店の前年割れが続いている。
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