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取材・執筆 : 加藤一 2018年2月13日執筆
株式会社三光マーケティングフーズ(本社:東京都中央区新 代表取締役社長:平林 隆広)が2018年6月期の業績予想を発表した。売上高13,000百万円、7.1%減。経常赤字320百万円、当期純赤字900百万円。昨年は経常黒字42百万円、純赤字298百万円。赤字幅が拡大した。
当初予定していた出店数に至らず、また、度重なる天候不順及び中食や家飲み需要の増加等による業種・業界の垣根を越えた競争の激化により、「居酒屋」が総じて低迷する中、売上高が当初想定を下回る結果となった。
同社で安定した収益性を保っている「金の蔵」については、大森駅東口へ新たに1店舗を出店、他業態を同業態へ変更するなど、資源の集中を行うとともに、健全な業態ポートフォリオの構築に努めた。また、「質的転換を伴った成長」を実現すべく、「モノ消費」から「コト消費」に対するニーズの掘り起こしに勤め、主力業態の「金の蔵」では、再定義した「集い場、笑い場、しゃべり場」のコンセプトをさらに訴求し、磨くために、フォトジェニックなコースメニューやゲーム感覚とご飲食を同時に楽しめる「きんくらスロット」を導入した。
人事施策としては、人財に対する考え方やあり方を定めた「人事7原則」に基づき、店舗で働く従業員の新たなキャリアプランを提示した新しい人事制度を策定し、運用に向けて準備することで、課題である「店舗主導型経営」の実現に向けて取り組んだ。また、人材採用難への対策として、勤務した分の給与の一部を支払い予定日より前に引き出せる「速払い制度」を導入した。
今後も厳しい経営環境が続くと予想されることから、各店舗の将来収益を再評価して見積もった結果、保有する固定資産について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、平成 30 年6月期第2四半期累計期間において5億8百万円の減損損失を計上した。
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