やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年2月2日執筆
株式会社ゼネラル・オイスター(本社:東京都中央区、代表取締役:吉田秀則)は海洋深層水を用いた世界初となるウィルスフリー牡蠣の陸上養殖の実用化に向けた研究開発を行っているが、この陸上養殖の方法に関して特許を取得した。
同社は沖縄県久米島町と協力し、海洋深層水を用いた牡蠣の陸上養殖の実用化に向けた研究開発を進めている。海洋深層水は人体に有害なウィルスが含まれておらず、種苗から成貝にいたるまでを一貫して海洋深層水で満たした陸上の水槽で育てることにより、ウィルスフリーの牡蠣を実現することが可能となる。また、水温の調整によって生育及び産卵を促すことにより、自然環境下に比べて短期間での出荷が可能となることから、将来的にはコスト面においても優れた競争力を発揮することが期待される。
陸上養殖は、漁業資源の減少、海面汚染、温暖化の影響が進む中で海面養殖に比べ安定した供給方法として注目されております。ウィルスフリー牡蠣の陸上養殖が実用化できると、大規模な販路開拓につながり、大手水産業を始めとした競合企業の参入が増加するが、本特許権取得により、陸上養殖が実用化された際には、優位に立てる可能性がある。
同社は「ガンボ&オイスターバー」などオイスターバー30店舗を展開しているが、2016年3月期から3期連続で赤字となった。今年1月にTRYFUNDS INVESTMENT(本社:東京都中央区、代表取締役:丹野裕介)から8億円の第三者割当増資を受けて再建がスタートさせる。
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