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やじうま速報

外食ニュース

2016年12月05日(月)16:01 やじうま速報

銀座でインバウンド集客。8色小籠包の「パラダイスダイナシティ」、インバウンド向けの取り組みを実施。

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取材・執筆 : 酒井慎平 2016年12月5日執筆

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中国・タイ・マレーシアなど、アジア7か国で10業態以上、50店舗以上を展開しているシンガポール発の飲食企業・パラダイスグループ(Paradise Group Holdings Pte Ltd)の国内唯一の店「パラダイス ダイナシティ銀座」は、もともとグローバルな飲食ブランドとしてこれまで展開してきましたが、近年、銀座で急増する中国人などの外国人観光客にも満足してもらえるよう、さまざまなインバウンド集客の取り組みを強化している。

【インバウンド集客のための施策例】
1.メニュー表の多言語表示
 オープン当初から、メニュー表は日本語・英語の2か国語表記を基本とし、一部、中国語も表示し、日・英・中の3か国語表記しているページも用意。また、看板メニュー「8色小籠包」の食べ方や8色のテイストの違いなどは日・英の2か国語で説明したものを卓上に設置している。

2.スタッフの多国籍化&サービスのグローバル化
 ホールもキッチンも外国人スタッフを積極的に採用することで、さまざまな国籍のお客様の接客に柔軟に対応している。例えば、キッチンスタッフの約4割は中華系。"オーダー通し"や伝票はすべて中国語でやり取りをする。日本人スタッフも自然と中国語になじむことで、グローバルな人材に育っているという。

 一方ホールは、中国・スリランカ・ベトナムの3か国のスタッフを採用。中国人のお客様には中国人スタッフが「ニーハオ、ジーオェ(こんにちは、何名様ですか?)」と出迎える。また、中国人のお客様は冷たい水が苦手で、水筒にお湯を入れて観光している方が多いので、水筒をお見かけしたら「お湯を継ぎ足しましょうか?」との声掛けも実施している。

3.店頭動画でシンガポール本店の様子などもアピール
 銀座界隈でお買い物を楽しむお客様のために、店頭にはプロモーション動画も設置した。これは、シンガポール本店の様子や、同店で欧米系のお客様が食事を楽しむシーンなどを盛り込むことで、グローバルなブランドであることをアピールする目的だ。

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店頭プロモーション動画の様子。

4.SNS投稿を意識したフォトジェニックな料理も充実
 外国人観光客に限らず、いま、お客様がお店で必ずされることがスマートフォンでの撮影。国境を越えて口コミで店の魅力が拡販されるSNSの存在を意識して、思わずSNSで投稿したくなるようなインパクトのある美しい料理を多数揃えている。カラフルな「8色小籠包」をはじめ、フォトジェニックな料理がネットを通じて、国内外で店の魅力を発信している。また、中国版Twitter「Weibo(微博)」でも情報発信を行っている。
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フォトジェニックな料理の一例。

5.外国人は調理のライブ感も大好き
 外国人のお客様は"調理のライブ感"も重視する。同店1階では、点心師が1日約700個もの小籠包をものすごい速さで作り上げるプロの技を、入店する前からガラス壁を通して真近で観察できる。また、地下1階もエレベーターを降りるとすぐ目の前に湯気が立ち上るオープンキッチンが広がる。調理シーンや吊るされたチャーシューなどが目に飛び込んでくる臨場感あふれた造りになっている。


【「パラダイス ダイナシティ銀座」とは】
「パラダイス ダイナシティ銀座」は中国の北部~南部までの中華の伝統技術を駆使しながらも、国際色豊かなシンガポール発のブランドとして"革新も融合"させ、創作性に富んだ魅力あふれるお料理を数多く取り揃える。「8色小龍包」の中華料理店として有名。シンガポールオリジナルスタイルの白い細麺を使った、日本では珍しい麺料理も多数。

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