やじうま速報
飲食関連の3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は8月から2.2ポイント減少し43.5ポイントとなった。横ばいは50ポイントであり、7月はほぼ近い49.1ポイントにまで登り上げたが、8月、9月と2ヶ月連続で後退した。2~3ヶ月先の景気の先行き判断は49.4%と期待は高い。
■街の声
・「高級飲食店の景気回復は先が遠い。中国人観光客が増加傾向に転じるなど、明るい話題もあるが、高級店への効果は多くない。一方、厨房では人手不足が深刻化してきており、今後、料理の満足度が下がらないか心配である。」(北海道・高級レストラン)
・「春ごろまでは少し明るい兆しが感じられていたが、8月終わりから今月にかけて急速に客の購買意欲が冷え込んでいる。」(北関東・高級レストラン)
・「客単価が下がってきている。宴会需要も減っている。」(北関東・一般レストラン)
・「景気回復の話題や実感は都市部や大企業だけで、逆に地方や中小企業は消費税増税や値上げラッシュで以前より悪化しているように感じられる。」(北関東・高級レストラン)
・「東京一極集中という言葉があるが、東京はオリンピックを先に控えて今後も伸びていく一方だと思うが、地方は景気の良さをなかなか実感できない状況が続いている。」(北関東・一般レストラン)
・「客単価が上昇してきている。消費税増税はあまり関係ないような気がする。安いものよりも美味しいものをお金を出しても食べたいという考えであり、当店は単価が上がっている。」(南関東・一般レストラン)
・「来客数、客単価共に現在、特に上向いているわけではなく、2~3か月の短期で上向くとは思えず、また、極端に悪くなるとも思えない。」(南関東・高級レストラン)
・「外食産業において来客数、売上高はほぼ横ばい状況であるが、食材仕入価格アップや、円安による燃料費アップ等、営業利益を圧迫する要因が多い。さらに人手不足が深刻な状況で、営業状態を維持することが精一杯なため、人件費の高騰も食材以上に利益圧迫の要因になっている。」(北陸・一般レストラン)
・「宴会に参加している、一部の客の様子が明るくなってきている。業種や会社によって明暗が分かれてきているように感じる。」(近畿・一般レストラン)
・「週末の来客数が依然として伸びない。」(サービスエリア内レストラン)
・「来客数、客単価ともほぼ例年並みではあるが、平日の地元客の減少を観光客の増加で補っている。仕入原価の上昇に加え、人件費が上昇している上にいくら募集をしても人材確保ができず、戦略の遂行が遅れている点が最も大きな問題である。販管費の上昇が営業利益率を半分以下に押下げ、苦慮している。」(沖縄・居酒屋)
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