やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2014年9月29日執筆

<代表店長とその選出理由>
●田村辰彦さん 関西地区 和歌山ちゃんぽん忠次郎(和歌山県)
和歌山ちゃんぽん忠次郎は経営理念を「空腹を満たす店よりも心を満たす店でありたい」と掲げている。お客様の心を満たすためには、スタッフひとり一人がお客様のことを考え、行動でき、形にはまった作業的な接客ではなく、心から湧き上がってくる思いを大切にできるようにと、店長はその環境づくりを行っている。具体的な取り組みとしてメーリングを活用しているが、活用の仕方が仕組みとして回しているのではなく、血が通うくらい必要なものとして根づいていることが感じられた。中国の大連という離れた姉妹店までにも思いが伝わるようなメーリングのやりとりをしていること等、多くの店長に刺激を与えられる店長として選出した。
●柳澤睦さん 北陸甲信越地区 飲食処ばんや(長野)
創業して22年目のお店。4年前に最低売上げを出し、マンパワーや想いだけでなく、仕組みや社員教育に力を入れ始める。チームの志気を高めるために「成長感、貢献感、承認感」を軸に主に5つの取り組みを実行している。(1)個人面談(2)店長評価アンケート(3)ミーティング(4)権限委譲(5)ノート。店長不在でも強いチームづくりをしようと店長は日頃から密にスタッフ面談や店長評価アンケートの実施。店長業務を権限委譲をすることで、スタッフはより高みの目標ができ承認感が芽生え、やりがいに繋がっている。また、月に3回以上来店、新規のお客様を紹介もしてくださるという「伝道師」のお客様も増やし続け、売上
げもV字回復という成果に繋がった。仕組みが管理するものではなく、人を成長させるためのものとして根づかせていることから多くの店長に学びを与えられる店長として選出した。
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