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2013年1月21日(月)10:00 やじうま速報

「外食アワード2012」受賞者6名が決定。

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取材・執筆 : 高橋苑子 2013年1月21日執筆

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第9回目となる、「外食アワード2012」受賞者が1月21日(月)決定した。外食事業者からは、アークランドサービス株式会社の臼井健一郎社長、VALUE CREATE株式会社の坂本孝社長、株式会社ル・クールの橘秀希社長、「釜たけうどん」店主の木田武氏の4名。そして、中間流通・外食事業支援者にNPO法人 繁盛店への道理事長を務める柴泰宏氏が受賞した。また、食材事業者の受賞は、バカルディジャパン株式会社の皆川昌三社長となった。6名の授賞式は2月15日(金)に日本プレスセンターで行われる。なお、2012年の外食キーワードは、「塩麹」、「窯焼きピッツァ」、「焼き牛丼」、「輸入米」、「生レバー食規制」の5ワード。外食アワードは、2004年の外食産業記者会創立25周年を機に創立され、「外食産業の発展と外食の食文化醸成に寄与する」ことが目的だ。

■外食事業者

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臼井 健一郎 アークランドサービス株式会社 代表取締役社長
<表彰理由>
「お客様に出来るだけ良い商品を出来るだけ安くご提供すること」をコンセプトにしたとんかつ専門店「かつや」を中心に219店舗を展開。「かつや」はファストフード(FF)タイプのとんかつ専門店という独自性のあるポジションを構築し、男性を中心に強い支持を集める。和風FFが苦戦するなか、2012年12月期の既存店売上高は101.7%と増収を確保して、1店舗当たりの平均月商増加と経常利益率向上を果たしている。

<プロフィル>
うすい・けんいちろう/1973年東京都生まれ。大学卒業後、広告代理店に勤務。2000年アークランドサービス株式会社に入社。店長、店舗開発業務を経験し、2004年営業部統括マネジャーに就任。営業本部長を経て2005年常務取締役、2006年代表取締役社長に就任。翌年にジャスダック証券取引所へ株式上場を果たす。上場後は増収増益を更新中、2012年7月に「かつや」200店舗を達成。

2、バリュークリエイト・坂本氏.() jpg.jpg
坂本 孝 VALUE CREATE株式会社 代表取締役社長
<表彰理由>
東京・新橋、銀座等で、国内外の高級レストランで技を磨いた料理人による、高級レストランの料理を2分の1以下の価格で提供する「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」を展開(9店舗:2012年12月末)。それぞれ1日3回転以上の人気を博し、原価率60%以上でも十分に利益を出す業態を創り上げた。さらに、日本料理バージョンも展開するなど、一流料理人の新しい活躍のステージを設けた。

<プロフィル>
さかもと・たかし/1940年山梨県生まれ。オーディオ販売や中古ピアノ販売などいくつかの事業を経て、1990年、古本販売の「BOOK・OFF」を創業。16年間で900店舗まで拡大し、書籍業界の流通に革命をもたらした。2009年VALUE CREATE株式会社を設立、(1)事業活動を通じて地域社会への貢献、(2)全従業員の物心両面の幸福の追求、を企業理念として飲食店経営の事業に邁進している。

3、ル・クール・橘氏(変更).jpg
橘 秀希 株式会社ル・クール 代表取締役社長
<表彰理由>
パスタとピッツァを主力にしたテーブルオーダーバイキングの「ヴォーノ・イタリア」を2009年11月に開業し、わずか3年で40店舗体制(2012年12月末現在)を築き上げた。生麺を用いたパスタ、粉から店内で手作りするピッツァなど、ほぼすべての料理を店舗で作るビジネスモデルで、郊外ロードサイドの外食シーンを活性化。2010年にはフランチャイズ展開に着手し、本拠地・名古屋の他、東北、東京、関西エリアにも進出。ブランド力を強化しながら、いまなお成長を続けている。

<プロフィル>
たちばな・ひでき/1969年愛知県生まれ。辻調理師専門学校を卒業後、ホテル「ウェスティンナゴヤキャッスル」に入社。23歳で、在カナダ日本大使館総料理長に就任した後、イタリア各地で料理修業を重ねる。帰国後の1999年に有限会社ル・クールを設立し、全国のレストランの立ち上げに携わる。2009年に居酒屋「東海のうまいもん屋どてと串かつの店 鉄」を開業し、外食業に参入。同年11月に「ヴォーノ・イタリア」を開業してチェーン化に乗り出した。

4、釜たけうどん・木田氏(変更).jpg
木田 武史 釜たけうどん店主
<表彰理由>
大阪・難波にある「釜たけうどん」の店主・木田氏は、キムチとラー油を使ったアレンジうどん「キムラ君」を考案し、そのネーミングの面白さもあって大ヒット。「業界や地域の活性化につなげたい」という思いから、キムチとラー油を使った商品であれば、名称の「キムラ君」と、キャッチコピーの「キムラ君はじめました」(木田氏の登録商標)を自由に利用して欲しいと経営者仲間に呼びかけた。それを機に「キムラ君」は大阪の飲食店に広がって話題となり、東京など他の地域でも導入店が増加。うどん店を始め、そば店、ラーメン店、居酒屋など140店舗以上が「キムラ君」を導入している。さらに、大手コンビニや食品メーカーからもコラボ商品が発売され、個人店発のムーブメントとなった。

<プロフィル>
きだ・たけし/1956年兵庫県生まれ。大学卒業後、大阪の家電量販店に入社。サラリーマン時代からうどんをこよなく愛し、2000年には大阪のうどん店をインターネットで紹介するサイトを開設。23年間勤めた家電量販店を退職し、2003年に「釜たけうどん」をオープンする。同業者との交流も活発に行なっており、うどんに携わる業界人が200人以上集まる大交流会イベントの「新麺会」も主催。

■中間流通・外食事業支援者
5、繁盛店への道・柴氏(変更).jpg
柴 泰宏 NPO法人 繁盛店への道 理事長
<表彰理由>
外食産業に貢献するべく、2005年7月「NPO法人繁盛店への道」を結成、理事長に就任。特に、サービスパーソンの地位向上と、欧米流に「サーバー」という職種名を浸透させることを目的に、「サーバー日本一」を決める「S1サーバーグランプリ」の第1回を2006年に開催。2013年3月で第8回となるが、これまでのエントリー数は4000名を超えている。2011年に全国9地区体制を構築し、2012年より「サーバー」の資格認定制度をスタートさせた。

<プロフィル>
しば・やすひろ/1967年東京都生まれ。1993年株式会社柴田屋酒店に入社。2005年9月同社代表取締役に就任。飲食店オーナーの経営塾「太陽の会」会長を務める。

■食材事業者
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皆川 昌三 バカルディジャパン株式会社 代表取締役社長
<表彰理由>
本格カクテル市場で人気を確立し、全国的にブームを創り上げつつあったモヒートを、ソーダで割るだけで簡単に作れるカクテルベース「バカルディ クラシックカクテルズ モヒート」を市場に投入。バーだけではなく居酒屋をはじめとする多様な飲食店に導入し、外食における飲料シーンを盛り上げた。業務用として発売された同商品は、当初計画の2万ケースを大きく上回り6万ケースを出荷。取り扱い店舗数も1万3000店に達している。

<プロフィル>
みながわ・しょうぞう/1962年山梨県生まれ。1985年に同志社大学を卒業し、住友信託銀行に入行。1990年にシカゴ大学経営大学院でMBAを取得し、フィリップモリス、ウォルト・ディズニーでブランドマネジメントのキャリアを積む。2009年8月バカルディジャパン株式会社入社、常務取締役経営企画本部長就任、2010年4月代表取締役社長、現在に至る。

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