飲食店経営者レポート
「牛角」の創業者である西山知義会長率いるダイニングイノベーションが、8月末に新業態「焼肉ライク」の1号店を新橋にオープンさせた。一人1台の無煙ロースターで好きな部位を好きなだけ楽しめる〝焼肉ファーストフード〟をコンセプトにした店だ。この業態の開発経緯、さらに現在、積極的に進めている海外展開について、西山知義氏に聞いた。
株式会社ダイニングイノベーション代表取締役会長CEOの西山知義氏
――新しい焼肉業態「焼肉ライク」開発の経緯を教えてください。
「私はこれまで『牛角』や『金舌(KINTAN)』などの焼肉業態をつくってきましたが、いつか回転寿司に対抗できるような低価格帯の業態をつくりたいと思っていました。また近年、肉=ヘルシーといったイメージが定着し、肉ブームが起きています。さらに単身世帯が増え、孤食化も進んでいます。それにも関わらず、これまで一人で気軽に入れて肉を楽しめるお店がありませんでした。『いきなりステーキ』さんが短期間に店舗を拡大できたのは、そのような潜在的なニーズに応えたからだと感じています。ただステーキ市場が1200億円なのに対して、焼肉の市場は5300億円もあります。『焼肉ライク』には、それだけ大きな可能性があるのです。」
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