飲食店経営者レポート
2018年3月02日(金)14:24
大阪の「スイッチバー」が銀座コリドーの"出会いの店"戦争を激化!西の王者が考える業態の可能性。
森田淳史氏 株式会社トリックデザイン 代表取締役
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取材・執筆 : 中山秀明 2018年3月2日
"出会いの聖地"として昨今注目を集めている、銀座のコリドー街。周辺には仕掛け人的な存在である「300BAR」をはじめ、同様のシステムを持つ店が点在しているが、昨年末に大阪の人気店が進出して大きな話題となっている。それが「Switch bar」(スイッチバー)だ。運営元である、株式会社トリックデザイン(大阪府大阪市)の森田淳史社長に、業態の開発経緯と今後の展開、そして出会い業態の可能性についてをたずねた。
平均年齢27歳のクリエイティブ企画集団を束ねる、森田淳史代表取締役。同社では「スイッチバー」の運営だけでなく、出会いを生むイベントを食の分野に限らず開催している。
まずは「スイッチバー」の説明から。利用する時間帯や性別によって変動はあるが、来店時の登録とともに入場料金を兼ねる1枚数百円のチケットを購入し、オーダーはすべてチケット交換というシステムだ。使い切らなかったチケットは無期限で再利用ができ、受付後は入退店が自由。そのため、0次会にここで集合して1次回はフード中心に楽しみ、2次会や3次回で再来店といった使い方もできる。これらは他店でもよく見られる特徴だが、「スイッチバー」にはさらにトガった個性がある。
銀座コリドー街店は、通りに面した1階という絶好の立地。2017年の12月1日にオープンした。
ひとつがドイツ生まれの薬草酒「イエーガーマイスター」の無料開放。もうひとつがスイッチバーのスタッフ「スイッチャー」の存在だ。前者は高アルコールの酒であり、テンションを高めるために飲んだり、ゲームで活用したりと活用法は自由。そして後者は同店最大のキモである。役割は多岐にわたるが、お客様同士をマッチングさせる橋渡しとしての仕事が大きい。いわゆる店内における御用聞きだが、これが「スイッチバー」の躍進のカギなのである。
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