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取材・執筆 : 中山秀明 2017年9月5日
「日南市じとっこ組合」、「がブリチキン。」、「串カツ田中」と多ブランドを東京、千葉、茨城、栃木でFC展開している株式会社マーチダイニング(東京都千代田区 代表取締役:齋藤茂生)。その同社が6月13日、満を持して北千住にオープンした「素揚げ酒場パリパリ」が注目を集めている。これまでの道のりと、業態開発の背景や狙い、さらには今後のビジョンなどを、代表の齋藤氏にたずねた。
齋藤茂生代表。「素揚げ酒場パリパリ」の入口にて。
はじまりは約20年前。茨城県つくば市を拠点とする、パチンコやディスコなどの業態を手掛ける企業に就いたのが齋藤氏の原点だ。店長として現場を回し、新規出店や企画立案なども経験して6年が経ったころ、社内で人事部を立ち上げることに。採用の強化や制度を整える業務の中で経営理念やノウハウも学び、さらに10年の月日が流れた。やがて、時代の流れとともに事業としてほかに柱となるものを作ろうという動きが起こり、サービスマンとしての現場経験が豊富な齋藤氏が飲食分野の開拓者として名乗り出る。そこで、まずはFCから業界を知ろうと2010年に子会社として設立したのがマーチダイニングだ。
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