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ビール市場の新しいジャンルとして、微アルコール(微アル)市場が立ち上がったと思えば、今度はハードセルツァー市場に各社が目をつけた。8月24日(火)サッポロビールが発売した「サッポロ WATER SOUR(ウォーターサワー)」も、ハードセルツァーのジャンルである。アサヒ、キリン、サントリーも黙ってはいないのでは。
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「ハードセルツァー」とは、『ハード』(アルコール)と『セルツァー』(炭酸水)、アルコール入りの炭酸飲料水である。低アルコール、低カロリー、甘くないなどが主な特徴である。
2019年頃からアメリカのヘルシー志向の若者の間でブームになり、売上高で前年比約3倍という広がりを見せている。先手必勝を狙い国内ビールメーカーとしては、サッポロビールが仕掛けた。
「サッポロ WATER SOUR」は、「無糖」「アルコール3%」でライトに飲める「炭酸水テイスト」のRTDであり、レモンとオレンジのフレーバーを揃えている。パッケージもライトなイメージを感じさせながら、サッポロらしい星をあしらったデザインが印象的である。
出荷数量については、発売前日に2021年間販売計画の約4割にあたる約31万ケースを突破、これは8月月間販売計画の約1.5倍にあたる数字であり、市場の期待は高いと思われる。
ハードセルツァー市場では既にオリオンビールが「DOSEE<ドゥーシー>」を、2021年3月23日(火)に発売しており、9月20日(月)には、コカ・コーラが「トポチコ ハードセルツァー」を関西エリアの二府二県(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県)のコンビニやスーパーなどで限定発売した。
オリオンビールから発売された「DOSEE<ドゥーシー>」
コカ・コーラから発売された「トポチコ ハードセルツァー」
サッポロビールは、「男梅サワー」、「濃いめのレモンサワー」とヒットを連発させている。「サッポロ WATER SOUR」も順調なスタートを切っており今後が楽しみである。次にハードセルツァー市場を揺さぶるのはアサヒビールかキリンビールか、それとも若者へのPRを得意としているサントリーか?ここも楽しみのひとつである。
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