フードリンクレポート
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取材・執筆 : 小山裕史 2021年1月15日執筆
【家飲み】飲食店での感動を家庭に広めるためのマーケティングニュースとして定期的に配信。今回のテーマは「生ハム」。バルの代表的メニューは家バルでもファン多し。
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外食でバル業態が定着、イタリアンバル、スペインバルをはじめ、和バルから中華バル、餃子バルなど、バルを付ければ何でもアリになっているが、王道のバルと言えば、イタリアン、スペインバルではないだろうか?
バルブームの定着で、消費者は多くのバルメニューを知ることができ、身近な存在のメニューとなった。今では「家バル」、「おうちバル」などの言葉も浸透。食品メーカー各社は手軽にバルメニューを再現できるスパイスの販売を開始し、雑貨店ではスキレットや木製のカッティングボードも売られている。
定番のバルメニューと言えば、「生ハム」ではないだろうか? 一切の調理がなく、カッティングボードなどに盛り付けるだけで、豪華に仕上がるバルメニューである。
一昔前であれば、プロシュートと呼ばれるイタリア産の生ハムやサラミは、高級スーパーや大手スーパーで販売されていたが、今では、中堅スーパーや地元密着のローカルスーパーでの販売も目立っている。
スーパー各社とも陳列にも工夫をしている。通常であれば、日本ハム、プリマハムなどのハム・ソーセージメーカーが発売するハム類の売り場に陳列するが、あえて、別の売り場を設けているところが多い。売り場状況を見ると、パルミジャーノなどの高級チーズと並べて販売するスーパーが目立った。家飲み、ワインのつまみとしての提案で、日常食のハムやチーズと一線を画している。
また、プロシュートだけではなく、ハモンセラーノを販売しているスーパーもあり、家バルを意識したハムコーナーをスーパーは作っている。
外食でバルが定着したからこそ、スーパーでもバルメニューを意識した商品アイテム、売り場作りが目立ってきている。プロシュートやハモンセラーノ、時にはベジョータと、バルメニューが浸透してきている今だからこそ、スーパーのスタッフもハムの名前を覚えるのは必死である。
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