フードリンクレポート
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取材・執筆 : 中山秀明 2017年8月22日
何かと話題に上るビール離れ。世代ごとの嗜好の違い、ビール以外の酒の活況などさまざまな要因があるものの、クラフトビールに限っては例外だ。「よなよなエール」で有名なヤッホーブルーイング(本社:長野・軽井沢町)は今期15%増を見込むほど絶好調で、また酒税の一本化がクラフトやプレミアムビールの追い風になるなど、大手ビールメーカーもこのカテゴリーに注力している。なかでも意欲的なのがキリンビールであり、年初の事業方針会で発表された「タップ・マルシェ」は料飲店にとって大きなニュースとなった。
「レストラン キハチ 青山本店」ではエントランスからすぐの所に「タップ・マルシェ」を設置。ゲストの目に触れやすく、インパクトは大きい。
「タップ・マルシェ」は、3Lボトル専用のタップを4つ備えたクラフトビアサーバーである。消費者とクラフトビールとの接点の拡大を目的に、3Lの少量で扱える、管理や洗浄が容易など、導入する料飲店へのハードルを下げているのが大きな特徴だ。初年度は1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の飲食店1000軒に展開するという目標に向け、大きく動き出している。
<参考記事>キリンの新提案!3Lクラフトビアサーバー「タップ・マルシェ」の狙い。
プロジェクトはこの4月から本格スタート。そこから数カ月経った今、現場では実際どのように提供され、どんな効果や改善点が挙がっているのか。設置店を訪問し、担当者の声とともに実状や今後の課題、可能性を探っていく。
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