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2017年2月15日(水)14:24 トレンド

キリンの新提案!3Lクラフトビアサーバー「タップ・マルシェ」の狙い。

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取材・執筆 : 中山秀明 2017年2月15日

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 今年の1月12日、キリンビールの事業方針発表会でビッグニュースが発表された。3リットルのペットボトルで、最大4タップのクラフトビールを提供可能にする新型ディスペンサー「タップ・マルシェ」だ。ビール類の国内市場規模が縮小し続け、各社がそれぞれの戦略で立ち向かう中、キリンは一手としてクラフトを選んだといえるだろう。2017年は1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の飲食店1000軒で「タップ・マルシェ」を展開するとのことだが、その狙いはいかに。マシンの詳細や戦略などを、関係者の声とともにお届けしよう。

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タップ・マルシェ。1台で4種のビールを扱える。

 クラフトビールがトレンドとしてもてはやされて久しい。数年前と比べれば、巷には専門店があふれ、フェスも盛んに行われている。小売りに関しても、都内のコンビニなら国内で最も有名なヤッホーブルーイング社の「よなよなエール」を見かけることは珍しくない。大手の商品でも「クラフト〇〇」というビールを見かけることがあるほどだ。とはいえ、それでも日本全体で見ればシェアは1%未満。まだまだ道半ばだという。

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黄・白・赤の3色旗で表現される「タップ・マルシェ」のブランドロゴ。そのキーワードは「自由・対等・ビール愛」だ。

 1%未満に甘んじている現状には、一部にしか根付いてないという理由が挙げられる。また、クラフトビールの文化や認知が地方にそれほど浸透していないことも一因だ。事実、たとえば東京に近い埼玉のコンビニでは、意外にもクラフトビールがまったく置かれていないというケースも。都内以外ではまだまだ少ないクラフトビールとの接点を広げていくことも、今回の狙いのひとつである。

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カラーはホワイト以外にも。一部仕様が変更される場合があるものの、全7色が予定されている。

 これを打破するには、さらにクラフトビールに触れる機会を増やすことが大事。よって、消費者とクラフトビールとの出合いのきっかけを作りだせる飲食店に、より普及させることが課題だとキリンは考えたのだ。この取り組みにおいて、開発やマーケティングを担当する同社の吉嵜直己氏に話を聞いた。

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