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フードリンクレポート

2017年8月01日(火)16:10 トレンド

ガーデン&らしく、私たちのM&Aの真相を語る。

~第2回外食座談会~ 國松晃×並川周作×酒井慎平

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取材・執筆 : 酒井慎平(書起:関川隆) 2017年8月1日

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國松晃氏(株式会社ガーデン 取締役社長)※中央と、並川周作氏(元らしく代表取締役社長 元ガーデン社長室長)※右側が今M&Aの真相を語った。

 ここ数年、飲食業界におけるM&Aが活発化している。業績が悪化した会社を買い取る事業再生型だけでなく、合併によるシナジー効果を狙う戦略的なM&Aも増えている。株式会社ガーデンが行った、東京トンテキの運営会社である株式会社らしくの買収はまさにその好例だろう。飲食業界におけるM&Aにはどんなメリットがあるのか。買う側や売る側の思いとはどんなものなのか。当事者である、元らしく代表取締役社長で現ガーデン社長室長の並川周作氏と、ガーデン取締役社長の國松晃氏、フードリンクニュースの酒井慎平編集長が語り合った。

■10年後の会社とスタッフの一番いいかたちを考えた

酒井 「さっそくですが、今回のM&Aの経緯を教えていただけますか。」

並川 「はい。もともと東京トンテキを、ガーデンにFCでやってもらう計画があったんです。その話を進めているうちに、いっそのこと会社ごと買い取ってもらったほうがお互いにとってメリットが大きいのではないか、という話になったんです。」

國松 「僕と並川は同い年で、もともと経営者としての悩みを本音で語りあえる仲でした。僕は今後も積極的に会社を大きくしていきたいと考えていますが、自分たちの力だけでは限界があります。並川は東京トンテキというすばらしい業態をつくりあげ、10年も続けてきた実力ある経営者です。彼にうちの弱い部分を補い、うちの会社の成長を手伝ってもらいたいと思ったんです。」

並川 「僕は東京トンテキを自分がリスクをとって、これ以上大きく広げていく気はありませんでした。ただこれから10年後を考えたとき、今のままでは発展性がない。これから労務面はますます厳しくなるし、今のスタッフを自分が抱え続けることが必ずしも彼らのためになるとは限らない。仮に今後、お店を増やしたとしても、いずれ今のやり方は通用しなくなるかもしれません。そのような現状を踏まえ、これまでとはまったく違う道筋をつくる必要があると思ったんです。」

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同い年の2人。冗談も交えながら和やかな雰囲気で取材は進んでいった。

酒井 「M&Aに応じるにあたって、一番懸念したのはどのような点ですか。」

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