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フードリンクレポート

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2017年5月23日(火)16:48

ドーナツ中食戦争が終結。撤退するコンビニの敗因と、外食との違いとは。

ドーナツ業界で沸騰する専門店たち

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取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年5月21日執筆

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 ドーナツ業界に激震をもたらしたコンビニの大攻勢も一段落。むしろ、カウンター横のドーナツ専用ケースが撤退されつつあり、退潮ムードが漂っている。そうしたなか、最大手「ミスタードーナツ」は居心地重視の改装を進める一方、新鋭としてグルテンフリー、ニューヨークテイストなどの新機軸を打ち出して、コンビニでは不可能な店内手づくりで新たな顧客を獲得する専門店が出現している。専門店の巻き返しが急速に起こる、ドーナツ業界をリポート。(5回シリーズ)

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高い商品企画力を誇るセブン-イレブンだが、なぜかドーナツではどこかで見たような他社追随の商品に終始した。

 ドーナツ専門店を震撼させた「セブン-イレブン」の本格的なドーナツ参入から2年。「セブン-イレブン」が予想外の苦戦を強いられている。「マクドナルド」との100円コーヒー戦争に完勝し、ランチ需要を奪った勢いで、カウンター横にドーナツ専用ケースを設置。今度は「ミスタードーナツ」などのドーナツ専門店から間食の市場を奪いに来た。

 2015年のドーナツ業界は「セブン-イレブン」と、それに対抗する「ローソン」、「ファミリーマート」などコンビニの商品の話題一色で、外食は土俵際まで追い詰められたと言っていいだろう。

 翌16年の状況は、業界首位の「ミスタードーナツ」は約1,370店あったのが約1,270店に100店も減少、業界2位の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は64店から47店に、業界3位だった「はらドーナツ」は約50店から約20店に、いずれも大量閉店しており風前の灯と思われた。

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