スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

ランダムトーク

フードリンクレポート

2015年8月24日(月)08:30 ランダムトーク

定番カクテルが米国で復活。

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 安田正明 2015年8月23日執筆

キーワード :   

 全日本スナック連盟のイベント「スナック玉ちゃん」に参加させていただきました。同連盟会長である、浅草キッド・玉袋筋太郎さんをメインのトークショーと、参加者によるカラオケ大会という構成です。テレビでは絶対無理な、ここまで言っていいのか、というトークと、タバコを吸いながらの進行でスナックらしさを演出します。2ヶ月に一度開催し、今回で61回目という長寿イベント。若い男女を中心に毎回300人が集まっているそうです。若い世代にもスナック文化がつながるといいですね。ランダムトークです。

 定番カクテルが米国で復活。

 友人バーテンダーのFacebookに、米国でバーボンウイスキーが売れているとありました。バーボンはトウモロコシを原料とする米国生まれのウイスキーです。テレビでよく見るジムビームのコマーシャルで、バーボンという言葉が日本でも広まっています。米国人は自国のバーボンを避け、英国のスコッチ、特に金持ちはモルトスコッチを好むと私は思っていましたが、最近は違うようです。
 
 貿易面からみても、2014年にはスコッチの最大輸出国である米国向け輸出が9%も減っています。その市場を奪ったのがバーボンを始めとするアメリカ産ウイスキーのようです。
 
 米国人の間で自国で生産されたものを消費しようという動きが根底にあります。日本でも地産地消が叫ばれたり、日本酒や日本ワインが売れ出した事と同じ。7月19日付ランダムトーク「金持ちよりも知識持ちの時代に」で書いたトレンドです。

 TPPで関税を撤廃しようと環太平洋地域の国々が経済の自由化を図ろうとしています。しかし、自由化するのと同時に、自国の生産を守ろうという意識が消費者の中で芽生えているようです。

 バーボンにシナモンと唐辛子を漬けた「ファイアーボール」というフレーバードウイスキーが流行ってるそうです。パーティーで皆でボトルから回し飲み、場をハイテンションに盛り上げるのに使われています。

oldfashioned.gif
オールドファッションドが復活して大ブーム。ニューヨークで飲めるオールドファッションドを紹介するサイト。
 
 また、バーボンにはレモンやライムを加えた「オールドファッションド」というカクテルが定番ですが、これが今、米国で復活して大流行しているそうです。使うフルーツも様々なバリエーションがあります。バーボンにフルーツは合うんです。先のFacebookでも、バーテンダーが、外国人が来店するとオールドファッションドのオーダーが多いとコメントしてました。
 
 日本のバーでは、フレッシュフルーツを使ったカクテルが定番です。通常はジンやラムなどホワイトスピリッツをベースに使いますが、これをバーボンに変えるだけでオールドファッションドになります。また面白い商材が生まれそうです。

yasuda.gif安田正明(フードリンクニュース主宰) 

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top