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2月6日(金)、"コーヒー業界のアップル"との異名を持つ、米ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)が、「Blue Bottle Coffee 清澄白河 ロースタリー&カフェ」をオープンした。徐々に注目度を増してきたサードウェイブコーヒーの大本命の日本初上陸とあって、オープン当初は3時間待ちの大行列になるほどの注目度。昨年半ばにオープンする予定が年明けまでずれ込んだとあって、コーヒーフリークにとっては待ちに待ったオープン日となった。
(2月9日掲載)
ブルーボトルコーヒー清澄白河店。
オープン時の8時からこの行列。清澄白河は、物流の交通網と物価コストに優れ、ブルーボトルコーヒーがロースタリー工場を兼ねた店舗物件を抑えてからというもの、周辺でも新鋭のサードウェイブコーヒー店舗が数多く出店している。
オープン当初は約3時間待ちの大行列が。各メディアでも以前から大きく取り上げられており、世間の注目度の高さが伺える。
広いカウンターは、ロースタリー工場の一角にカフェが併設されたような、シンプルながらお洒落な空間となっている。どこか、ニュージーランドにある本店と同じ雰囲気が感じられる。
ドリンクメニューは画像のようにシンプルなもの。
店内を見てみると、8席掛けの細長いテーブルが3つ備わっていて全部で24席。店内は、カウンターの中にスタッフが15名ほど入り作業している。オープン当初の客層は、30代~40代で男女比率は7:3であった。店舗時代は巨大だが、スペースの5分の2程度がカフェスペースで、あとはロースターや倉庫が占めている。
店内には、巨大な焙煎機が設置されている。3月7日には青山にも2号店をオープンする計画で、豆の焙煎はここ清澄白河で行われる。
店内には、巨大な焙煎機が置かれスタッフが作業している。店内は、コーヒーの芳醇な香りが充満していて、ロースタリー工場併設の店舗特有のライブ感がある。
清澄白河には、ロースタリー工場併設の店舗が他にも点在しており、オーストラリア・ニュージーランド発のオセアニアコーヒー「オールプレス」他、直営の渋谷ヒカリエ店など多くの店舗に卸している「ザ・クリーム・オブ・ザ・クラップ・コーヒー」、個人店なども増えているため、ちょっとした珈琲の先端スポットとなっている。
行列に並んだお客様たちに配られたメニュー表。
低価格でフードメニューも充実している。
もちろんテイクアウトも可能。近隣の主婦層を中心に観光客にも人気が出そう。
ドリップは、酸味の強い浅煎りで、まさにサードウェイブコーヒーを代表する一杯となっている。
ブルーボトルコーヒーは、よくスターバックスと比較されているが、サードウェイブ(第3の波)の本命が遂にオープンし、今後のブランド展開を含めて日本のカフェ文化にどのような影響を与えるか興味が尽きない。ただ、サードウェイブの実体験できぬまま噂が独り歩きしているのも事実であり、焦らしに焦らしたオープン景気が去った後に、一時のビッグウェイブではなく日本に影響を与え続けて欲しい。
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