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取材・執筆 : 石村紀子 2014年9月28日執筆
2012年12月に安倍政権が発足して以来、アベノミクス効果もあり好況の様相を見せている外食産業。2013年の全業態トータルの年間売り上げが2年連続して前年を上回っていることからも、その好調さが伺える(日本フードサービス協会調べ)。しかし内訳を見てみると「ファーストフード」や「ファミリーレストラン」「ディナーレストラン」が軒並み前年を上回っているのに比べ、居酒屋は売上高・店舗数・客数・客単価すべてにおいて前年を下回っており、その前年割れは、2014年8月現在なんと24ヵ月も続いているのである。昨年末"和食"がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは居酒屋にとって巻き返しのチャンスにはならなかったようだが、その一方で、居酒屋より単価が高く、割烹や料亭よりは敷居の低い"カジュアル割烹"と言うべき業態が、最近活況を呈してきている。今回は流行りつつある"カジュアル割烹"の現状を4回に渡りレポートする。
"カジュアル割烹"の元祖ともいうべき、勝どき「かねます」の生うに牛巻き。高級食材を惜しみなく使った職人の技が光る料理を、割烹・料亭ではありえない値段で提供する。
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