ランダムトーク
繁和会という勉強会で講演させていただきました。私と同年代か更に年上の重鎮の外食経営者の方々が参加しています。
若い経営者に向けて話すことが大半の私にとって、アウェー感ぷんぷん。他の講演者の方々の成功談、失敗談も余裕たっぷり。面白おかしく失敗談を話す。若い経営者によくあるオレがオレがや、過剰な自己主張はありません。
私は外食30兆円復活の仕掛け、シンガポールでの活動、今の懸念であるデフレについて話させていただきました。それも、シンガポールで6店舗も展開している社長の前で。ヒヤヒヤです。
質疑応答で、年齢を聞かれたので応えると、何の反応もなし。近い世代だと思ってくれたのでしょう。自分では若い積もりなんで、えーという反応を期待しましたが、若いと思ってるのは自分だけだったようです。
人口の多い団塊の世代向けにはどんな業態がいいのかと聞かれました。私は少し尖がった業態を出さないと振り向いてくれないと応えました。数は多いが、人生を60年生き、その間に様々な選択をしてきた。様々な志向が渦巻いてる世代です。外見は同じように見えても違う。
共通なのは子供の頃の時代だけ。店を作っても、当るのは自分と同じ世代をターゲットにした店だけとよく言わますが、まだ子供に近い20代に特に言える言葉ではないかと思います。年を取ればますます、各人で差が出てくる。理解できない溝が深まる。
私もそのですが、誰もが自分は他の人と違うと思っている。でも、他の人はみな同じように見える。そんな考えを基に業態開発をすると上手くいかない。業態開発の落とし穴。年齢だけでなく、どんなプロフィールの方をターゲットにするのか、突き詰めて考えて欲しいです。
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