スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

外食ニュース

外食ニュース

2014年1月21日(火)10:00

「外食アワード2013」、「外食アワード10周年特別賞」 受賞者10名が決定。

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 酒井慎平 2014年1月21日執筆

キーワード :

kisyakai.png
 第10回目となる、「外食アワード2013」受賞者、並びに「外食アワード10周年特別賞」計10名が、1月21日10時に公表された。外食アワードは、2004年の外食産業記者会創立25周年を機に創立され、「外食産業の発展と外食の食文化醸成に寄与する」ことが目的とされている。受賞者は以下の通りだ。


《外食事業者》

1、(2013)ロイヤルHD・菊地氏 (1).png
菊地 唯夫 ロイヤルホールディングス株式会社 代表取締役社長
■表彰理由
「日本で一番質の高い"食"&"ホスピタリティ"企業グループを目指して」という経営ビジョンに基づき、食とホスピタリティに関連した多様な事業を展開。2012年には、外食事業の中核である「ロイヤルホスト」の既存店売上高が増収に転じ、2013年も既存店売上高が12カ月連続で増収を維持した。調理人の技術力を活かした価値の高い商品提案が支持を集め、ファミリーレストランの復活の象徴的な存在となった。

■プロフィール
きくち・ただお/1965年神奈川県生まれ。1988年3月早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。日本債券信用銀行(現株式会社あおぞら銀行)、ドイツ証券会社を経て、2004年4月にロイヤル株式会社(現ロイヤルホールディングス株式会社)入社、執行役員総合企画部長兼法務室長。2007年3月取締役総合企画部長兼法務部長兼グループマネジメント部長、2008年11月同事業統括本部副本部長(財務・経営計画担当)兼総合企画部長兼法務部長、2009年5月同管理本部長兼総合企画部長兼法務部長、同年10月同管理本部長、2010年3月代表取締役社長。

2(2013)ノート・貫氏.png
貫 啓二 株式会社ノート 代表取締役
■表彰理由
串カツを主力にした大衆酒場「串カツ田中」を2008年12月に開業し、坪月商50万円を超える大ヒット店に育てた。その後、フランチャイズ展開をスタートし、現在、直営13店舗、FC32店舗の体制(2013年12月末)を築き上げている。酒場の雰囲気を演出しながら、大阪の大衆食である串カツを1本100円~200円の価格帯で提供。ペット歓迎といった独特のスタンスを打ち出し、家族客や女性客など幅広い客層に支持され、2013年は首都圏に25店舗出店し、店舗数を倍増させた。

■プロフィール
ぬき・けいじ/1971年大阪府生まれ。大阪府立島本高校卒業後、トヨタ輸送株式会社に入社し27歳の時に退社。1999年にショットバーを立ち上げ独立を果たす。その後、東京に進出して、高級店をはじめさまざまな業態を展開。2008年に「串カツ田中」の1号店となる世田谷店を開業し大ヒットを飛ばす。2012年にはフランチャイズ展開をスタートした。

3(2013)サブライム・花光氏.png
花光 雅丸 株式会社subLime(サブライム) 代表取締役
■表彰理由
サブライム社員からの独立者は20名以上。24歳で3店舗を展開する若者もいる。ブログで社員を集め、低投資・低運営のモデルを構築し、可能性のある若者に大きく門戸を開放。社員からレンタル店舗での独立者を次々と生み出している。今後、独自業態を開発する者も期待され、外食の活性化に貢献している。2013年は株式会社八百八町を買収し、200店舗を超える企業規模となった。

■プロフィール
はなみつ・まさまろ/1981年和歌山県生まれ。青山学院大学卒業後、南紀白浜で屋台を始めた。上京し、株式会社レインズインターナショナルで「土間土間」の店長を務め、2005年に東京・吉祥寺の屋台「subLime吉祥寺本町店」で独立。2006年株式会社subLimeを設立。2011年にはアイスクリームショップ「レインボーハット」を買収し、29歳で100店舗を達成。さらに、2013年2月には株式会社八百八町を買収し、200店舗を越えグループ年商100億円の企業を築き上げた。

《食材事業者》

4(2013)佐野萬・佐野氏.png
佐野 佳治 株式会社さの萬 代表取締役社長
■表彰理由
創業100年の食肉小売・卸売の老舗。日本におけるドライエイジングビーフ(熟成肉)研究の先駆的存在。米国で知ったドライエイジングビーフを日本にも流通させようと、自社に熟成庫を設置し、独自に熟成方法や調理技術を研究。日本ドライエイジングビーフ普及協会の立ち上げに貢献した。現在もドライエイジングビーフの流通、研究成果の普及に取り組んでいる。

■プロフィール
さの・よしはる/1951年静岡県生まれ。1974年に日本大学を卒業、竹岸食肉専門学校入学、同年、株式会社瀬尾商店に入社。1975年株式会社さの萬に入社。2006年同社代表取締役に就任、現在に至る。「日本ドライエイジングビーフ普及協会」副会長を務める。
連絡先=株式会社さの萬
〒418-0067 静岡県富士宮市宮町14-19
電話0544-26-3352


≪「外食アワード10周年特別賞」受賞者(敬称略)≫

(10周年)1、ゼンショー・小川氏.png
小川 賢太郎 株式会社ゼンショーホールディングス 代表取締役会長兼社長兼CEO
■表彰理由
1982年に牛丼チェーン「すき家」の1号店を出店。2000年代に積極出店することで牛丼市場の拡大に寄与した。2008年4月に国内店舗数1000店舗を達成し、2009年3月期には牛丼チェーン店舗数で首位に立った。2000年代からはM&Aを推進。ファミリーレストランや牛丼の競合店「なか卯」など有力な外食チェーンを次々とグループ化し、2004年3月期に売上高が1000億円を突破。2012年3月期には連結売上高が4000億円を超え、会社設立から30年で国内外食のトップ企業としての地位を築き上げた。

■プロフィール
おがわ・けんたろう/1948年石川県生まれ。東京大学中退後、株式会社吉野家に入社。1982年6月、横浜市鶴見区に株式会社ゼンショーを創業。同年7月弁当店「ランチボックス」、11月「すき家」ビルインの1号店を同区に開いた。スローガン「フード業界世界一」を掲げ、グループ店舗数は4772店舗(2013年12月末)。

(10周年)2、スターバックス・角田氏 (1).png
角田 雄二 スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 取締役
■表彰理由
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社の創業者であり、日本でシアトル系コーヒーを全国に広げ、スペシャルティコーヒーブームを起こした。日本のコーヒーショップではみられなかった店内禁煙を実施し、くつろぎや上質感を提供するとともに、家庭、職場・学校に次ぐ場所との位置付けである「サードプレイス」を打ち出している。1996年銀座に1号店を開業以来、2013年9月に1000店舗を達成した。出店立地も、オフィスや商業施設、病院やサービスエリア、大学などにとどまらず、最近ではロードサイドや公園内への出店も増えている。

■プロフィール
つのだ・ゆうじ/1941年神奈川県生まれ。大学卒業後の1965年に日精株式会社に入社。有限会社日影茶屋(現株式会社日影茶屋)、ユージーン・アンド・アソシエイツ・インクの社長、株式会社サザビーの取締役を経て1995年にスターバックス コーヒー ジャパン株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。2001年同社代表取締役最高経営責任者(CEO)に就任し、2008年から取締役。

(10周年)3、ハイデイ日高・高橋氏.png
高橋 均 株式会社ハイデイ日高 代表取締役社長
■表彰理由
1都3県を中心に「中華食堂日高屋」343店舗(2013年12月末)を展開。ラーメンだけでなく、炒め物やアルコールも提供して「ちょっと一杯飲みたい」といった需要も取り込んでいる。「駅前に『日高屋』があるという風景を作る」をテーマとして駅前立地に出店を進める。堅調な既存店売上高と新規出店によって成長を続け、2013年2月期まで10期連続の増収増益を達成した。

■プロフィ-ル
たかはし・ひとし/1947年茨城県生まれ。1974年4月「中華料理来来軒」入店。1978年3月有限会社日高商事設立、常務取締役。1983年10月株式会社日高商事(現株式会社ハイデイ日高)設立、常務取締役。1993年10月常務取締役営業本部長、2001年6月専務取締役営業本部長、2009年5月代表取締役社長。

(10周年)4、力の源カンパニー・河原氏.png
河原 成美 株式会社力の源カンパニー 代表取締役会長兼CEO
■表彰理由
「ラーメンを世界共通言語」にするため、「IPPUDO」の海外展開を推進。アメリカ・ニューヨークをはじめ、シンガポールや韓国、香港、台湾といったアジアに進出して高い支持を得ており、日本のラーメン文化の普及・啓発に大きく貢献している。また日本国内では「博多一風堂」を64店舗(2013年12月末)展開し、創業当時は九州以外であまり馴染みのなかった博多のとんこつラーメンを全国に広げている。

■プロフィール
かわはら・しげみ/1952年福岡県生まれ。「博多一風堂」を開店した翌年の1986年、株式会社力の源カンパニーを設立。「変わらないために変わり続ける」をモットーに、常に新しい価値を創造していく集団のトップとして飲食業界を牽引する。「博多一風堂」をはじめ、ラーメンダイニング「五行」などのレストラン事業も展開。そば店やベーカリーも運営するなど「総合粉食企業」へと変化を遂げようとしている。

(10周年)5、大勝軒・山岸氏-2.png
山岸 一雄 株式会社大勝軒 会長
■表彰理由
つけ麺の元祖とされる「特製もりそば」を考案し、1961年に出店した東池袋「大勝軒」は行列が絶えない店として長年繁盛。山岸氏の人柄も多くのファンに愛されている。山岸氏は、自身が研究を重ねて完成させた「特製もりそば」の味と心を弟子達に伝授。独立した弟子達の店も人気を集め、2000年代のつけ麺ブームを代表する存在となった。かつては一部の専門店のメニューだったつけ麺が、現在は全国各地の飲食店で提供されるようになっている。

■プロフィール
やまぎし・かずお/1934年長野県生まれ。東京・阿佐ヶ谷の「栄楽」で修業した後、1951年に独立。東京・中野に「大勝軒」を立ち上げる。1961年、東池袋「大勝軒」を出店し、研究を重ねて完成させた「特製もりそば」で行列店となる。2007年3月20日、再開発計画による立ち退きのため閉店するが、周囲からの熱い要望に応えて旧店舗からほど近い場所に東池袋「大勝軒」本店として復活(2008年1月8日)させた。

(10周年)6、楽コーポレーション・宇野氏.png
宇野 隆史 株式会社楽コーポレーション 代表取締役
■表彰理由
時代を超えて繁盛居酒屋を作り続け、二等立地、三等立地でも集客できるノウハウを持つ。人材育成にも熱心で、自身が20店舗以上を経営しながら、独立志向の若者を数多く育てた。同社から巣立った飲食店経営者は、200人を超える。常に現場を歩き、お客目線で語る店舗運営術は、実践的で分かりやすく、グループ内だけでなく、小規模飲食店経営者たちに大きな影響を与えている。

■プロフィール
うの・たかし/1944年東京都生まれ。早稲田大学を中退し、飲食業の道に入る。1978年に株式会社楽コーポレーションを設立。大皿惣菜店「くいものや楽」など、次々に居酒屋のヒット業態を生み出している。

≪2013年のキーワード≫
「パンケーキ」「ナポリタン」「フォアグラ」「熟成肉」「バイトテロ」「虚偽表示」

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top