飲食店経営者レポート
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取材・執筆 : 中山秀明 2018年8月20日
2007年創業の武蔵小山「手打蕎麦 ちりん」をはじめ、近隣エリアに計3店舗の蕎麦居酒屋を展開。また今年5月には新業態となる「大衆フレンチ酒場 ぼんくら」と、「酒場ぁドーコレ」を同時オープンさせた経営者がいる。株式会社Bプラスの石川雅規社長だ。伝統的な蕎麦を軸にしながらも、斬新な発想で他に埋没しない人気店を創り上げ、10年以上走り続ける同社のメソッドに迫っていこう。
石川雅規社長。音楽業界から飲食業へ飛び込んだ、異色の経歴を持つ。
まずは「手打蕎麦 ちりん」の紹介から。それ以前は音楽業界に属していた石川氏が、30歳を機に転職を試みたのが飲食だった。多くのジャンルがある中、蕎麦を選んだのはある意味たまたま。たとえば、それはラーメンでもよかったという。だが、ラーメンは蕎麦に比べて栄枯盛衰の激しい業態であり、長く続けられるかという懸念も。当時住んでいた深大寺周辺は蕎麦の名所であり、脱サラで開業してから引退まで長年続けるというケースが多かった。近くて通いやすいという利点もあり、石川氏は蕎麦店の門を叩く。そこから6年弱の修業期間を経るなどして、「手打蕎麦 ちりん」を開業した。
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