お店を知る
吉祥寺にオープンした「餃子バル あわ屋」は、その名のとおり〝餃子とスパークリングワインを楽しんでもらう〟ことをコンセプトにしたお店。昨年の6月に「DressCircle(ドレスサークル)」が東京・府中にオープンした1号店は、いまや予約をしないと入れないほどの人気店。その2号店である。
餃子をメインにサイドメニューも充実
「当店の餃子は、中華料理店の一般的な餃子とは別ものです。食べていただくとお口に汁がたっぷり広がりますが、これはネギの汁をたっぷり挽肉にふくませたもの。餃子はぜんぶで16種類あり、それぞれネタが異なります。豚肉だけでなく、鶏肉や牛肉を使ったものもあります。そのため手間が大変かかり、正直、仕込みは大変です」と、この店のメニュー開発を行ったDressCircle代表取締役の雨宮春仁さんは語る。
この店の餃子はニンニクやニラなど、においの強い食材は基本的に使っていないので、女性でも安心して楽しめる。酢醤油ではなく、それぞれの餃子に合わせた自家製ソースでいただくのも特徴だ。一番人気の「ネギ汁たっぷり焼き餃子」には自家製食べるラー油が、その他の餃子にも温玉マスタードソースやチェダーチーズ、ゴマダレ、チリソースなどが添えられている。まさに従来の餃子の概念を覆す、創作餃子である。
「ネギ汁たっぷり焼き餃子」(4個480円、以下税別)
「餃子の皮をパスタのようなものだと考えれば、アイデアは無限にふくらみます。例えばペンネによく合わせるゴルゴンゾーラソースを添えた水餃子は、女性から大人気です。また鶏の挽肉にカレー粉をまぶしトマトサルサソースで召し上がっていただいたり、パクチーとともにチリソースで召し上がっていただくアジア風の餃子も好評です。なかに半熟卵と牛肉が入った特大餃子など、ユニークな餃子も楽しんでいただけます」
「パクチーとスイートチリの餃子」(4個580円)
なるべくいろいろな種類の餃子を頼んでいただきたいと、ほとんどの餃子は1皿四つずつで提供される。またサイドメニューも充実している。見た目も美しい「アボカドと彩野菜のブルスケッタ」や、オリーブオイルをたっぷりかけてオーブンで焼いた「マッシュルームのセゴビア風」など、スパークリングワインに合うものが多い。
「アボカドと彩野菜のブルスケッタ」(680円)
「当店のメニューで使う卵はすべて、オムレツが有名な老舗『たいめいけん』で使われている、青森県坂本養鶏の福々たまごを使用しています。濃厚なこの卵による卵かけご飯も好評です。サラダなどの野菜は山梨県の契約農家から送られてくる新鮮なものを、お米は千葉県の契約農家がつくる多古米を使用しています」
「エスニックグリーンサラダ(パクチー入り)」(880円)
飲み物は、炭酸ものを中心に用意。常時3種類のスパークリングワインをグラスで飲めるのがうれしい。カクテルもソーダで割ったものが多く、日本酒もスパークリングを置いている。
15坪の店内はカウンター6席、テーブル20席の計26席。内装は女性が一人でも入りやすいようにと、カフェをイメージしたという。シンプルで落ち着いた雰囲気の店内は、看板がなければ確かにカフェと間違えそうだ。
おしゃれなカフェのような内観
エントランスも開放的で入りやすい
まだオープンから日も経っておらず、お店の告知も大々的にはしてないが、もともと一通りの多い場所でもあり、お客様の入りは好調だ。想定通り、カップルや女性同士など2名のお客様が多いが、思っていた以上に一人で来られるお客様もいるという。ちなみに客単価は3,000円ほどとのこと。
「当店では誕生会や記念日のケーキなども用意し、イベントにもご利用いただけます。従来の餃子のイメージにこだわらないスタイルで、とくに女性に餃子をもっと気軽に楽しんでいただきたいと思います」
いままでにない趣向をこらした料理で、女子会やパーティーを開きたい。そんな人にはとくにおすすめの店だ。
DressCircle代表取締役の雨宮春仁さん
■吉祥寺 餃子バル あわ屋
住所:東京都武蔵野市吉祥寺2-13-7 グランデール吉祥時ビルB1
TEL:0422-27-5160
営業時間:月〜金 17:00〜24:00(LO食事23:15、ドリンク23:30)
土・日・祝 14:00〜24:00(LO食事23:15、ドリンク23:30)
定休日:不定休
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