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お店を知る

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2017年6月02日(金)15:20

メキシコ×カリフォルニアの新業態!ファンクリックスが溝の口に「カブリロス」をオープン。(神奈川・溝の口/カリメックス)

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取材・執筆 : 中山秀明 2017年6月2日

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 餃子バル「ROCCOMAN」をはじめとする和洋さまざまな業種を、神奈川~横浜エリア中心にドミナント展開するfancrix(ファンクリックス)株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:木月浩平氏)」が、同社14店舗目となる新業態ダイニング「CABRILLOS」(カブリロス)を、3月25日(土)にオープンした。場所は溝の口で、ジャンルはメキシカン。だが、ポピュラーなtex-mexだけではなく、カリフォルニアテイストのヘルシーさや魚介を使った"cali- mex"というアプローチである。その内容を、今後の展望を聞くとともに木月社長にインタビューした。

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店内は全80席で広々。中央にはオープンキッチンのバーカウンター、奥にはVIPルームがあり多彩なシーンで活用できる。

 fancrixとは、"fancy・create・fix"による造語。理念には「自由な発想を創造し、その場所に合う様に調整し提供する」が掲げられているように、どの業態も独自のマーケティングによって適材適所の店づくりがなされている。このテーマは当然「カブリロス」にも宿っているが、今回の業態に関しては、最初にビルオーナーから打診があったという。

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店舗は東急田園都市線の「溝の口駅」、JR南武線「武蔵溝ノ口駅」それぞれ徒歩3分。新築物件で、1階には「クイーン・オブ・チキンズ」(運営:株式会社エッセンス)と、「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」(運営:株式会社NATTY SWANKY)がどちらも直営で入っている。

「『溝の口にない業態を』というのがビルオーナーの意向でした。それを踏まえたうえで、うちならどのようなジャンルがいいかを模索したのがスタートです。この辺りは昔から根強い人気を誇る地域密着の飲食店があること、そして夜はにぎわう街であることなどを念頭に置きつつ、20~30代の男女に受け入れられるようにと想定。そして早い時間から飲める一方で、深夜もくつろげるようにと。そうして出たアイデアがメキシカンですね」(木月氏)

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シートには、包み込むような円形のボックスソファ席も用意。スタイリッシュな中にラグジュアリーな要素がちりばめられている。

 メキシカンは、上陸で話題となった世界的ファストフードチェーン「タコベル」や、ワタミの「テクスメクスファクトリー」、HUGEの「モダンメキシカーノ」などが有名。多くはテキサス色が反映されたtex-mexで、東京を中心にトレンドとなっているが、「カブリロス」の場合は溝の口という街に馴染ませるためにどうすべきかを模索。そこでテキサス色だけでなく、親しみやすいカリフォルニアのテイストも取り入れた

「農園直送の野菜や魚介類を積極的に取り入れてヘルシーに。また、種類豊富なタパスを税抜190円から用意して価格面でも気軽に楽しめるようにしています。また雰囲気はリゾートっぽさやサーフ感を演出して、あまり重くならないように仕上げました。仲間うちでワイワイ盛り上がったり、デートでまったり楽しんだり、バーカウンターでひとり飲みなど、使い勝手がいいので様々なシーンでご利用いただけると思います」(木月氏)

 料理は彩りの鮮やかさも特徴。また身近なつまみをアレンジしたメキシカン風ポテトサラダといったものも。わかりやすく、マニアックになりすぎない味付けもポイントだ。いくつか代表的なメニューを見ていこう。

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タコスは大きく3種類。ひとつはカリメックスタコスで1P 421円~。海老を使った「G・S・T」や、ハワイのポケを使った「カリフォルニア・ポケ」などがある。そしておなじみのトラディショナルタコスは5種類から肉or魚を選んで2P 626円(1P 313円)。さらにアイスクリームタコスが1P 486円から用意されている。

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「カーリーポテトフライ」(594円)。チリライムのガーリックマヨネーズで味わおう。

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「ファーマーズコカ」(961円)。ピザに似ているがこちらはスペイン料理のコカで、ほかにあと4種類のコカがある。

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「アロハコブサラダ」(Lサイズ1188円)。サラダは全4種類あり、このサラダはバナナなどを配した南国テイストが持ち味だ。

 ドリンクもラインナップは多彩だ。レギュラーの生ビールは「サッポロ 黒ラベル」(529円)で、「コロナ」(632円)や「ソル」(632円)といったメジャーなボトルから、「スカルピンIPA」(1296円)などのクラフトビールもそろう。特徴的なのは50種類のモヒート(637円)で、これらは本格的なモヒートに果実や野菜を加えてアレンジしたバラエティ豊かなもの。また、コロナビールとフローズンマルガリータを合わせた新感覚なカクテル「コロナリータ」(1188円)など、遊び心が利いた酒も多い。

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料理、ドリンクともにメキシカンらしい鮮やかさがある。なお0時以降なら3024円で2次回パーティプランがあるなど、用途によってコースは数種類ある。

 木月氏に今後の展望を聞くと、「カブリロス」はより20~30代の客層に合う繁華街を狙い、東京神奈川問わず出店していきたいと語る。そしてfancrix社としては、直営はもちろんのこと「ROCCOMAN」や「大衆炉端酒場 伊佐木商店」はFC展開も積極的に進行中だ。

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木月浩平社長。

「業態はこだわらず、街と物件次第ですね。『カブリロス』はある程度の大箱でないと難しいですし。基本的に、出店する街に『こんなお店があったらいいだろうな』という発想で作っていますので、今回のように既存の業態がうちになければ新たに開発することにはなると思います」(木月氏)

 現在、都内の店舗は自由が丘「CRAFT BEER KITCHEN」と青物横丁「GRAN PEZZO」のみだが、縁があればたとえば山手線エリアにもぜひ出店したいと意欲を見せる木月社長。新業態「カブリロス」とともに、どんな街にどの業態を出店させるのか。これからも目が離せない!

■CABRILLOS(カブリロス)溝の口店
住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-12-10 2F
TEL. 050-3463-2506
営業時間:ランチ(土日祝)11:30~15:00(L.O.14:30)、ディナー月〜金18:00~翌4:00(L.O.3:30)、土17:00~翌4:00(L.O.3:30)、日祝17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:なし
https://www.cabrillos-jp.com/

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