お店を知る
30分500円からの飲み放題と、魚串や焼き鳥などの串ものから豊富な料理が楽しめる「炭焼き酒場・魚串 天満ヤンキース」がJR天満駅前に11月8日オープン。週末は昼から満席の人気店となっている。飲み放題をメインに打ち出した店舗は天満エリアでは初。
各席にビアサーバーを完備、ビールセルフ飲み放題。「一番搾り飲み放題」(30分500円/60分980円)。プラス150円で、ワインや焼酎、カクテルなど、すべてのドリンクが飲み放題になる。
運営は、直営11店舗、FC加盟5店舗、独立1店舗の17店舗を展開する、株式会社総合サービス(本社:大阪市西区 代表取締役:西山兼司氏)の飲食事業部、西屋デリシャスフーズ。2012年以降、毎年2店舗以上を順調に出店し続けている。
「良い物件が出てきた時に、任せられる人がいて、タイミングが合った時に出店しています。『寿司処』は寿司職人ありきです。今回は飲み放題業態で、僕がやりたかった串料理とアメリカンテイストを融合しました」と店長の伊村友和氏。
飲み放題をメインに打ち出しているが、フードメニューも充実しており、70種類以上。
おでんは100円から。
串焼きも100円から。
「天満界隈は小バコの専門居酒屋が多いので、周りにないものを詰め込むと、ビール飲み放題500円からの、いろんな料理がある大バコの居酒屋になりました(笑)」
飲み放題業態で起こりがちな、スタッフが少なくて注文できない、料理がイマイチといった不満を解消すべく、スタッフは人数を増やして活気ある雰囲気に。きちんとした料理を提供するべく、和食、洋食、焼き鳥出身の料理人、職人を揃えた。
系列店「串もん 西屋店」の看板料理、魚串は1本200円から。「魚串5種盛り合わせ」(980円)
「お刺身5種盛り」(1480円)
昼は1軒目か1次会前の待ち合わせの0次会利用が多く、夜は1軒目に加えて、〆の利用も多い。客単価は20代からリタイア層まで幅広く、客単価は1500円弱。
平日はなだらかなピークが2度。週末はオープンからすぐに満席、ピーク状態が夜まで続き、120人以上が訪れる。
宴会用のコース料理は1480円~。
「天満は飲食店が多く、美味しいだけでなく、お得感も重視されます。飲食店として基本的な部分を大切にして、気持ち良く食べて飲んでいただきたいですね」
「(系列の)『西屋』など天満で6年間、立ち上げから経験してきましたが、常連様がつくペースが早いですね。まだまだこれからです」と手応えを実感している。
オープンから16時まで限定の「ちょい呑みセット」は生ビール2杯と料理1品で380円と、センベロを凌駕するコストパフォーマンス。
大阪の大衆酒場の定番、「どて焼き」(380円)
炙りベーコン入りの「ヤンキーポテトサラダ」(380円)
「最初は出るかなと不安もあったステーキもよくオーダーされますし、サクッと飲んで帰る方から、ゆっくり食べて飲む方まで、お客様思い思いの使い方をされています」
グループ客に人気、アンガスビーフ300gの「ヤンキースステーキ」(2480円)
炭焼きならではの「グリルチキン~自家製タルタルソース~」(780円)
店内はカウンター、テーブル席合わせて40席。テーブルはレイアウト自在で、30人近い宴会利用も可能。
JR天満駅から徒歩1分。飲食ストリートの入口付近の好立地だが、界隈は老舗居酒屋や大手チェーン店など競合も多い激戦区。
「僕は奄美大島出身なんですが、大阪には奄美出身の方が意外と多く住んでいて、うちにもよく来られます。同胞に喜んでもらうためにも奄美名物の鶏飯もやってみたいですね。お酒は焼酎さえあれば大丈夫ですから(笑)」
物件ありき、業態ありきではなく、こういうお店をやりたい、という社員の希望も酌んで、立地に合わせた店舗を作る同社。飲み放題を軸に、伊村氏がやりたいこと、お客様が求めるものを目いっぱい詰め込んだ「炭焼き酒場・魚串 天満ヤンキース」。天満エリアが更に楽しくなりそうだ。
■西屋デリシャスフーズ
住所:大阪府大阪市西区阿波座1-9-9 阿波座パークビル7F
TEL.06-6532-9660
■炭焼き酒場・魚串 天満ヤンキース
大阪府大阪市北区天神橋4-12-4
TEL.06-6809-1940
営業時間 12:00~24:00
定休日:無休
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