お店を知る
大阪・京橋の人気店「炙りバール Fare(ファーレ)京橋店」に続く2店舗目となる、「炙りバール Fare 中津店」が10月3日にオープンした。肉バル業態に、イタリアンを掛け合わせたスタイリッシュな京橋店は深夜まで賑わう繁盛店。
看板メニューのひとつ「300グラムステーキ」(1200円)
2014年4月にオープンした京橋店から2年半、充分な準備期間を経て、2号店の出店となった。運営元は、店舗施工・デザイン会社の株式会社SENGOKU TOTAL DESIGN(センゴク・トータル・デザイン/大阪市生野区 代表取締役:岸本泰徳氏)。マーケティングからエリアにあった業態開発、店舗デザイン、施工まで、すべて自社で行えるのが同社の強み。
出店したのは、梅田も徒歩圏内、職住近接エリアとして人気の中津。近年エッジの立った飲食店も増え、注目を集めつつある。界隈には居酒屋が多く、意外と肉業態は皆無。
店内は白と木調のナチュラルを基調に、カラフルなタイルがアクセント。約20坪にテーブル席を中心にゆったりと配置した35席。デザイン性と居心地の良さを併せもち、長居するお客様も多い。
以前は串カツ店だったという物件をフル改装。デザインから内装まで、すべて自社で手掛けるため、改装費は外注した場合の半額程度の約500万円。スタッフ総出で手掛けた。「僕も床などを塗りました。最近は、東京の案件も増えて、東京支社も忙しくしているようです」と、同社・飲食事業統括部長の松本康介氏。
看板料理は、ボリュームある肉料理。炭火で炙る「300gステーキ」(1200円)や、シャリアピンソースでいただく「リブアイロースのステーキ」 (200g・1200円)で、原価率は80%を超える。ワインはグラス400円から、ボトルも1800円から13種類。
シンプルな調理の肉料理は個性的な塩との相性抜群。ガーリック塩・わさび塩・ダイナマイト塩・ステーキ塩・ゆず塩こしょうの沖縄産の5種類の塩。
つき出しは、イタリア・パルマ産プロシュートと、スペイン産・ハモンセラーノという、世界3大生ハムの2種類盛り。
「本日のパスタ」(700円)。「ホルモン焼うどん」や「カルビ丼」など、〆まで肉メニューが豊富。
店内の壁は、お客様の愛情あふれる落書きで日々賑やかに。
店内奥には、10名収容の個室あり。会社の部署単位の忘新年会でフル稼働したという。
ランチは「カルビ丼」、10食限定の「ローストビーフ丼(肉100g)」の500円から。日々25~30食を売り切る。
昼は近隣の勤め人が中心。夜はサラリーマン層に加えて、カップルや、週末は近隣在住のファミリーも多く、中心層は20代後半から40代の働き盛り。
認知度はまだこれからというが、お腹いっぱい食べて飲んでも客単価は3000~3500円程度と、高いリピーター率が満足度を物語っている。
地下鉄中津駅から徒歩2分。突き出た牛頭のオブジェが目を引くファサード。
「店舗展開は今後していく予定です。まずは店長候補の採用が先決ですね。今回は近くに焼き鳥店があったので、肉バルになりましたが、エリアに合わせた業態で出店していきます」と語る松本氏。
施行デザイン会社にとって直営飲食店がブレークすれば、アンテナショップという位置づけや店舗展開という道だけでなく、成功事例をクライアントに還元できるため、本業との相乗効果も大きい。副社長はイタリアン出身の料理人で、施工デザインと飲食業を2本の柱とする同社。手掛ける店舗は注目を集める存在となりそうだ。
■株式会社SENGOKU TOTAL DESIGN(センゴク・トータル・デザイン)
住所:大阪府大阪市生野区新今里1-17-25
TEL.06-6758-8185
■炙りバール Fare(ファーレ)中津店
住所:大阪府大阪市北区中津1丁目17−12 メロディハイム1F
TEL.06-6940-6605
営業時間 18:00~翌2:00(LO.1:00)
定休日:不定休
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