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取材・執筆 : 酒井慎平 2016年11月18日
「野菜ビストロ2538」9月29日(木)オープン。
赤ワイン煮込みを名物とするビストロ業態「2538(にこみや)」など、北千住エリアを中心に展開する株式会社シーセカンド(東京都足立区)は、9月29日(木)、新たに「野菜ビストロ2538」をオープンさせた。北千住西口駅「ビストロ2538」の上階に店舗を構え、健康志向の強い女性客に向けた健康的で野菜を中心としたメニューを提供する。
運営元のシーセカンドは、1992年にトラットリア「ラシエナ」(北千住)で創業。その後、2002年に古民家をリノベーションした大人の隠れ家和食「月見座」を同じく北千住にオープンさせ、2007年に3号店の野菜料理「つきみくら」を、2010年には赤ワイン煮込みをウリとするビストロ「2538」を開店させた。「2538」は、ワインバルブームに乗って北千住に4店舗、神田に1店舗、門前仲町にFC1店舗の合計6店舗まで規模を拡大させ、今回の新店舗のオープンによって全7店舗となる。
これまでメインブランドの「2538」は、イタリアンバール、ビストロ、和牛バルの3業態を展開してきたが、同店は女性客に焦点を当てた野菜ビストロ業態となっている。
水口春雄氏(取締役副社長)はこう述べる。「元々営業していた北千住『ビストロ2538』の上階の物件が空いたので、野菜料理『つきみくら』のコンセプトである"野菜へのこだわり"を、代表ブランドの『2538』のコンセプトの"日常でハイクオリティー"の中で表現できないかと考え挑戦しました」。「つきみくら」が追及してきた野菜へのこだわりを、「2538」の普段使いでありながら高品質な料理を提供する場で再構築する。シーセカンドがこれまで築き上げてきた集大成ともいえる業態が誕生した。
カウンター席もあり1人でも気軽に利用できる。
看板料理は、もちろん「赤ワイン煮込み」(500円)だが、他の「2538」とは異なり、定番のマッシュポテトを添える代わりに、その時期の野菜を赤ワイン煮込みの器の中に盛り付けて提供する。
もう一つの看板メニューが「野菜の盛り合わせ」(一皿2人前 1,280円)である。水口氏は、「四季折々の野菜を様々な調理方法でさらに美味しく再構築した料理となっています。小ポーションで全7品お出しします。一品一品がとても手が込んでいて、レストランで提供するような非日常感を持たせています。」と述べる。
「3種類の自家製ジンジャーエール」は、〈甘口〉〈定番〉〈辛口〉の3種類から選べ、それぞれ特徴が違う生姜を楽しむことができる。3日間かけてじっくりと作る、高知県産の厳選した生姜やオリジナルブレンドのスパイス、オリゴ糖を含有する北海道産の甜葉糖を100%使用した優しくも奥深い味わいとなっている。飲み方として、ソーダ(490円)、ジン(580円)、「ウォッカ」(580円)、「ラム」(650円)、「ワイン」(680円)、「香るエール」(650円)から選ぶことができる。
日本ワインを中心にお酒も充実している。
各々のライフスタイルに合わせて飲食店を選ぶ時代になってきた今、ワインブームに乗って成長を遂げてきた「2538」が、食に健康を求める女性客に焦点を当てた「野菜ビストロ2538」を新たに提案していく。江戸の頃から宿場町、そして繁華街として食が栄えてきた北千住エリアで、今、女性に向けた野菜ビストロが注目を集める。
■野菜ビストロ2538
東京都足立区千住3-74 2F
050-5783-5714
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