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取材・執筆 : フードリンクニュース編集局 2025年6月20日
株式会社INGS(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:青柳 誠希)が、全国20〜40代の男女600人を対象に「外食に関する意識調査」をネットで実施した。
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約3人に1人が「物価高で夜の外食が減った」と回答。また、外食1回あたりの支出や心理的な価格上限の多くが「3,000円以下」に集中。さらに、外食での満足度を左右するのは「味」よりも「価格と内容のバランス」と答える人が最多となった。
外食をして「満足できた」と感じた理由を尋ねたところ、「価格と内容のバランス」が最も多く(62.2%)、次いで「味」(60.7%)、「お店の雰囲気」(30.0%)と続く。価格の安さや味の良さといった単一の要素ではなく、価格と質の総合的な納得感が外食の満足度を左右している傾向にある。
直近の夜の外食で支払った金額を尋ねたところ、「2,000円以下」が57.3%、「3,000円以下」まで含めると76.6%を占める。また、「気を遣わず楽しめる」と感じる価格帯についても、「3,000円以下」が80.2%に達しており、実際の支出と心理的な上限がほぼ一致。価格に対する安心感や納得感が、外食選びの前提条件となっている。
「シェアできる料理があるお店を選ぶことがある」と回答した人は45.5%。その理由としては、「いろいろな味を楽しめるから」が58.5%で最多となり、「コスパが良いから」(36.2%)、「無駄が出にくいから」(23.5%)と続く。注文時の選択肢を広げられることや、費用対効果の高さなどが、シェアメニューを選ぶ動機になっている。
外食で「友人を誘いやすい」と思う条件として最も多かったのは、「価格帯が明確であること」(54.2%)。次いで「お店の雰囲気がカジュアルであること」(36.3%)、「割り勘しやすいこと」(35.8%)が続いており、"金額がわかりやすい""気軽に過ごせる"といった安心感が、外食の誘いやすさにつながっている。さらに、「友人を誘いやすい」と思う価格帯については、また、「誘いやすい価格帯」としては「1,000円未満」が19.8%、「1,000〜2,000円」が38.8%、「2,001〜3,000円」が22.5%、「3,000円未満」が合計で81.1%に達した。相手に負担を感じさせない価格帯の明確さが、外食における人間関係を円滑に保つポイントになっている。
INGSは、500円(税込550円)ピザの「CONA コナ」を直営とライセンスで46店舗展開しており、調査結果にフィットする業態であることが再確認されたことになる。25年8月期第2Qで、コナがメインとなるレストラン事業の既存店売上高は前年同期比で107.1%と好調。また、ブームの激安居酒屋も同じトレンドで支持されているようだ。

500円(税込550円)ピザの「CONA コナ」
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