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取材・執筆 : 安田正明 2024年7月30日
アサヒグループホールディングス株式会社のグループ会社として外食事業を手掛けていたアサヒフードクリエイト株式会社(本社:東京都墨田区、代表清算人:秋田 達志)が、7月12日に東京地裁から特別清算開始決定を受けた。東京商工リサーチが発表。
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負債総額は89億円。「アサヒビール園」などビアレストラン、ビアホールを主体とした外食事業を展開していた。ピーク時には全国に約50店舗を出店し、2012年12月期は売上高約86億円をあげていた。しかし、同業他社との競合激化により採算面は低迷した。さらに、「新型コロナウイルス」感染拡大による時短営業などの制限を受けて業績が大幅に悪化。20年12月期は売上高23億円に落ち込んだうえ、赤字計上により30億円以上の債務超過に陥った。22年12月期は売上高39億円まで回復したものの、コロナ禍の影響を受けるなかで赤字決算が継続し、債務超過がさらに拡大した。
こうしたなか、アサヒグループホールディングスは23年7月にグループとして外食事業から撤退を決め、23年9月にはビール園など17店舗をコロワイドグループに売却し、24年4月の株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。
24年9月にオノデラグループが買収する「なだ万」は、アサヒグループホールディングス(旧アサヒビール)が2014年に「なだ万」創業家から株式51.1%を取得し、その後100%子会社となっていた。
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